4月、新たな気分でスタート。

自分にはメンターと呼べる人がいる。2014年の夏に出会った、結構最近のことだ。一人で仕事をする上で必要なことのすべてを教わった気がする。肩書きはマーケティングのコンサルタントだったけれど、マーケティングのことは最後の1割ぐらいだったあとの9割はすべて内観だった。2011年まで大手町のザ・サラリーマン編集者だった自分に「クライアントを持つことの意味」を叩き込んでくれた。そのプロセスは厳しく、凹んだり、反発したり、辞めそうになったこともあるけれど、ずっと支えてくれた。今やっていることはその人抜きでは語れない。仕事に対する正しい姿勢をとっても学んだ気がする。今でも、というか、今でこそ、その人の言葉が自分の中で生きている。マーケティング的なノウハウはあまり学んでいないのだけど、我々が抱えている問題はノウハウを知らないことではなく、自分がなんとかするという気持ちのなさにあることを学んだ。

書籍にするにしても、同じことだ。ノウハウ自体は意味あることだし、価値のあることだけど、そのノウハウを開発するに至る仕事に気持ちが入っていないと本にする意味がないとも思う。そんな本をだしたところで、長い目でみれば、なんにもならない。仕事はノウハウだけでなんとかしたい、という気持ちが見えると、気持ちが歪んでいると思ってしまう。その歪みを直したほうが、時間はかかるけれど、間違いなく自分のビジネスに対する波及効果は高い。本作りを通して、そういうことに気づけたらと思っている。結果よりプロセスを大事にしたい。

と、考えると、自分が本という物体をモノ的な出版より、本をつくるコト的な出版に意味があると思っていることに気づく。コト的出版プロセスはややこしくて、なんでこんなことやらないといかんのか?と思うことも多いかもしれないのだけど、自分の出版プロデュースには必須なものだ。そういうことに関われる人と渾身の1冊を作りたいと思う。最近は、こんな自分の中の判断基準もあり、いろんな人との距離感がハッキリしてきたことにスッキリしている。距離感は常に流動的なものなのだけど、ひとまず決めておいて4月をスタートしようと思う。

~新刊情報・西荻窪の玄米菜食のお店「米の子」亭主が語る素材と感謝 亭主啓白~

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