3月も終わりである。毎月すぎるのが早いと思うけれど、今月は新刊が出る緊張感があり、結構長かった気がする。

3月上旬にかつて大学で教えていた学生たちとの飲み会があった。たまーに学生の主導で開催する。学年はバラバラなのだけど、この会で何度か会っているので、学生同士もすでに知り合い。卒業して1年目の人も2年目の人も今年卒業の人も参加。

会ってみると、とにかくみな表情が変わったことにビックリ。授業中はみんな眠そうにしていたけれど…。そんな表情初めてみたよ、という感じ。仕事観、恋愛観、結婚観、人生観。とにかく彼らが考えていることを知ることが楽しい。自分の学生時代はそんなマジメなこと考えていたのか。なんかダラダラしてたよな。

自分が大学の仕事が合わないと思ったのは、(講師だから当たり前のことだけど)最終的な居場所だと感じられなかったし、正しいことを言う役割であることが窮屈になったからだ。一般に教員は、高度な専門知識があることが前提とされ、その知識を、各教員の工夫で伝えることが求められていたのけど、高度な専門知識も十分でなければ、それを伝えるための工夫も十分ではなかったのだと思う。今となっては、そういう建前的なことは考えず楽しめればよかったと思う。傍目から見れば、楽しんでいたらしいけれど。ただ組織はいろんな意味でどこも同じだと思った。ガマンが大事。

呼んでいただいた先生には感謝でしかない。貴重な経験をさせてもらったし、こういう飲み会があるのもその先生のおかげだ。自分の年齢の半分ぐらいの人たちと飲む機会などそうはない。大学に呼ばれたキッカケは、会社員時代にその先生と本を作ったことだ。先生からすれば、担当の編集者が会社を辞めたので、大学に呼んだということになる。フルタイムで働きながら、イギリスの大学院を通信教育で終わらせたことを評価してくれた。12月に自分が会社を辞めたことを知り、翌年の4月からのコマを自分に割り当てたのはその先生の力。いろんなクラスを持たせてもらった。超優秀な学生も多かったし、駅伝で活躍した学生も3人いたし、プロ野球に入った学生も何人かいた。印象的な学生は今でも思い出すことがある。

てなことを今月ふと「なつかしいなー」と考えていたら、大学から再度依頼があった。2コマ出来ませんか?とのこと。もうそれはないな、と思い、お断りした。その事務的なやりとりなのだけど、連絡をくれた(上記の先生とは別の)先生のテンションが異様に低かったのが気になる。。。相当忙しいのだろうか。

やりたいことをやるのはめちゃくちゃむずかしいかもしれないし、超簡単かもしれない。両方思うときがある。どちらだろうが、自分の人生は自分で切り開かなくてはいけない。日々その気持ちを強くして、そういうことに向き合っている人と一緒に時間を共有したいと思う3月末。4月が待ち遠しい。

~新刊情報・西荻窪の玄米菜食のお店「米の子」亭主が語る素材と感謝 亭主啓白~

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