著者の哲学・生きざまを書籍に
ひとりの人にとって書籍はどういう存在なのか、ひとりの人の経験を文字にして紙の書籍にすることはどういう意味があるのか、どのようなテーマで書くことがその人にとってベストなのか、ということをずっと考えています。試行錯誤の末、たどりついた答えは、「その人の過去、今やっていることや将来像を、克明に描き出すということ」でした。価値観を共有できる人の人生は最高の教科書なのです。
ノウハウより理念を書籍に
出版という長い歴史のある世界に加え、ITの発達により、不特定多数に向けたメディアが乱立しています。が、著者のまわりにいる、顔が見える人たちに、その想いを知ってもらう意味も大きいのと思います。書籍で人をつなぐ。それこそが自分がやるべきことだ、と。安易なノウハウ書は著者をレッドオーシャンに導くもので、長く残るモノはほんの一握りです。それを夢見て本を出すのもいいのですが、せっかく書くのだから、その人の本質を表現したいと思っています。
東京・田園調布の歴史を書籍に
地域に根ざした活動も始めます。ここ田園調布は、私が育った街。そのころとはだいぶ街並みは変わっていますが、だからこそ、その変化を文字にすることができるのだと思っています。