編集者に会いたがっている人がいる一方で、毎日編集者に会っている人がいます。出版社に出入りしている業者さんたちです。自分もかつては一日三回ぐらい、ある組版会社(ページをレイアウトする専門の会社)の営業の方と会っていた時期がありました。彼らが初校・再校などのゲラを持ってくるのです。同時に何本もお願いしていたら、そのぐらいに頻度になることもあります。

ぼくはその組版会社の営業の人と長く付き合っていて、自分が転職する先でもその会社に組版をお願いしていました。かなり多くの営業担当者と仕事をしました。その中で今トップにいる人とは、おそらく10年以上のつきあいです。今でも1年に2〜3回飲みます。かつては草野球をやったことも…。彼は今ではその会社の営業にトップになっています。

飲んだ時に、彼がよく聞いてくるのは「なんか企画ないですか」でした。編集者に企画を提案したいというのです。直接、組版の仕事につながるかわからないのに、編集者が望んでいることを叶えたいという気持ちがステキです。そのときの話は本当に貴重でです。今年の春に飲んだときもそう言っていました。実際にそうやって動いている企画案件が何件もあります。

今回は彼らと全面的に組みます。その会社の営業の方に企画のファイルを託して、編集者に見てもらおうと思っているのです。彼らの営業が8人にいて、彼らがつきあいのある編集者と自分のコンタクト(20人ぐらい)をあわせると、相当数になります。今回は、その仕組みを動かしたいと思っています。

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