以前も書いたような気がしますが、人は武器を持っていて、そこが注目されるポイントだと思っています。各自の専門分野で身につけた知識はほかの人より多くのものを提供できますし、その分野での経験や実績が人を惹き付けます。セミナーやイベントに参加する場合は、彼らが持っている武器を身につけようと、参加することが多いはずです。
専門知識だけでは勝負はできない
ただそれ以上を提供すると、それだけでは十分ではありません。その専門知識も、同業他社の間ではそんなに優位性はないかもしれないからで)。たとえば、士業の人は合格したら、同業者は皆ライバルになります。士業の看板だけで仕事しようとすると、差別化がしにくいです。その中で。優位性を保つためには、専門知識をもっともっと狭めてオンリーワンの存在にならないと勝負できなくなります。個人やフリーランスで仕事をしようとすると、なおさらです。
オンリーワンになるために必要なこと
オンリーワンの存在になるために、心のあり方が問われる気がします。世間体を振り払ったり、業界の常識を疑ったり、既存の仕組みを打破したりする必要があるからです。これは結構キツい作業です。そのプロセスの中で、本当にそれがやりたいのかが見えてくると思っています。
執筆のテーマもオンリーワンを考える
本を書く時もまったく一緒で、なんとなく本を書きたいなと思っていただけでは、書けないし、もっと言うと、自分が書きたいと思っていたテーマは、どっぷり業界の常識にはまったものかもしれません。書きたいテーマの発見、あるいは今後の自分にプラスになるテーマの発掘は、かなり難しいことと感じます。
最後に
著者の方の深堀りのお手伝いをさせていただいていますが、こういうプロセスを経て「心のあり方」が見えてきます。出版に向き合う時間が少ないと本はかけません。なぜ書きたいのかを明確にする必要があるのです。その言語化からスタートしています。もちろん私のその仕事に向き合う姿勢も見られているわけで、その緊張感のなかで仕事できる環境がありがたいとも思うわけです。今まで、ゆるい環境に身を置いていたこともあったけれど、これからは緊張感をもった仕事のみを追求します。