コンサルをしている友人のなかで、クライアントさんの成果保証をしている人が何人かいます。「そんなことしてしまって大丈夫なの?」と思っていましたが、話を聞かせてもらうなかで、見えてきたことがあります。

「常識破り」が安心感を与える

コンサルをする人は勝ちパターンがなければ、仕事はできません。そのパターンにハマるものしか受けていけないことになります。コンサル側すれば、自分がやるわけではないのに、保証することはナンセンスなのですが、そこの矛盾を乗り越えると、圧倒的な存在感を出すことができます。常識を破るとも言えるでしょうか。成果保証を打ち出すと、クライアントさんの安心感が違います。コンサルティングフィーも許容範囲が変わってきます(ある人はケタも変わるといっていました)。

勝ちパターンしか絶対引き受けない

そこで大事なことは勝ちパターンが使えそうもないクライアントさんは絶対受けないこと、ということでした。高額のコンサルティングフィーに目がくらみ、安請け合いしそうなのですが、そこは冷静に判断する必要がある、と。成果を出してお互いがバッピーになることを目指すわけです。そんなこともあり、クライアントさんに大量の宿題を出してチェックするのだそうです。教育的側面が強くなります。早く成果を出すには、「一緒にやる」感覚が必要とのことでした。一緒にやるから、多くのクライアントさんを引き受けられず、結果として高額になる、というのがコンサル側の理屈です。その高額のコンサルティングフィーもクライアントさんにとっては、保証があるから投資できる、という循環なのです。

尖るからこそできる成果保証

この考えは、尖るとか自分しかできないことをやる、といった思想につながります。いくつもの勝ちパターンを持っていれば強力ですが、通常はそんな多くのパターンは作れません。これぞ、というものに絞って、そこを徹底的に研究し尽くし、実績をあげることに専念するわけです。

保証のタイプはいろいろ

保証といっても、成功報酬タイプ、サービス期間延長、返金制度など、いろいろあるようです。いずれもタイプもクライアントさんを背負う気持ちが必要ですね。ここで覚悟が試されるような気がしました。知人のビジネスモデルを聞いていると、「覚悟がある」とか口に出さなくても覚悟を感じます。

まとめ

ここのコンサル業は、スモールビジネスを念頭においているし、幅広いので「すべてのコンサルは成果保証すべし」とはまったく思っていません。また「成果」が測りにくい分野もあるのも事実です。ただ新たな流れかなと思い、エントリしてみました。自分にとってはハードルが高いことばかりです。

==【昨日の活動・所感】==================

友人が借りている田んぼで稲刈りのお手伝い。5月に田植えもさせてもらったので、大きくなった稲をみてうれしくなりました。連休最終日にやっとリフレッシュできました。

・この何カ月か、自分の勝ちパターンを考えていたら、大学はやめるべきと思ってきました。来年の3月で終わりにするつもりです。

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