情報共有のスピードが命

チームで編集(*)で編集していると、情報共有が早い人とそうでない人がいます。ふたりのチームで編集しているので、情報の共有の正確さと早さが生命線になります。打ち合わせ中のメモは、その帰りにカフェなどに寄って、入力して、整理して、アップするぐらいのスピード感が欲しいものです。打ち合わせ直後は、記憶も鮮明ですし、疑問点もわいてきます(時間がたってからだと、しつもんも疑問もわいてきません)。

フリーランスのチームで大事なこと

「自分だけが知っておけばよいものを、なぜいちいちパソコンで入力して、共有をしなくてはならないのか」を考えたら、この仕組みは成立しません。フリーランスのチームなので、各自の都合やスケジュールもあります。だからこそ、そのふたりがどちらでも対応できる状態にしておかなければならないのです。

メイン担当とサブ担当の役割

ふたりの間ではメインとサブを決めていて、対外的にはメインが通常の担当者の役割を果たしますが、スケジュール的に困難な場合や、アイディア出しの場合には、サブも関わることになります。そういう場合には、メインとサブの間に、情報格差があっては機能しなくなります。さらに、メインがほかの仕事で忙しくなった場合、サブにまわすこともできなくなります。徹夜してやるというのは間違いです。その融通性の前提となるのが、状況共有なのです。

(*)関連記事:チームで編集する理由書籍編集にもチームが必要フリーランスチームだからより大事な「書く力・伝える力」「チームで編集」:仕事をアウトソーシングする前に考えること

 まとめ

フリーランスのチームで編集をする形態をとっています。もともと編集の仕事は個人商店的なので、情報共有には慣れていないのですが、この形態ではこれが肝になります。チーム内で状況を把握しながら正しいスケジュールで進行すること、複数の人からアイディアが出ること、複数の人の目で原稿をチェックできること、これらがフリーランスのチームとしてきちんとできれば、編集プロダクションに負けない力になると思っています。情報を出す人とそうでない人の差は広がるばかりです。

==【昨日の活動・所感】==================

・昼前から長いミーティング。だが話が一気に前進。

・夕方からは、予定を変更し、急きょ出版社でミーティング。こちらは課題が山積みの案件。

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