「あれも欲しい」「これも欲しい」「あそこに行きたい」と思う気持ちはある種当たり前のように考えられています。お金はその欲求を実現するモノとして存在し、結果として欲しいモノの「お金」ということに帰結するのかもしれません。ただここ数年、経済的な成長に疑問を感じる人が多く、シンプルな生活のすすめを説く書籍が多く出版されています。

シンプルな生活のブームの裏側

物欲にかられていると、シンプルな生活は困難になります。モノが部屋にあふれ、その整理もままならないまま、新しいものにまた手を出す、を繰り返して、挙げ句の果てにもっと広いところに引越そうなどと思ったりします。さらにお金が大事だと思うようになります。シンプルな生活は、そういう意識から脱却しないと実現できません。できるだけモノを減らして快適なことを暮らせないだろうか、と考えるから始まります。断捨離は、そのやり方と効果を提唱して大ブームを呼び起こしましたが、それはそれまでの価値観を大きくひっくり返す考え方だったからです。それだけ、消費や購入のマインドに浸っていたということになります。自分も例外ではありません。

 

結果を出している人の生活は

結果を出している人ももちろんお金は大事だというのですが、それが最優先になることはないように見えます。自分の快適さを時間的自由とか人的ネットワークの構築などの無形の資産に求めているように思うのです。そういう人たちの生活はきわめてシンプルです。自分の好きなことにのみ没頭し、ほかのことにはまったく関心を示しません。自分の好きなことのみに没頭した結果として、その分野の専門性が高まり、価値提供できることが増えます。価値提供できると人が集まってきます。その結果として収入も増えたり、生活が充実するというサイクルになるのです。そのサイクルは仕事でも趣味でもたいして変わらないように思います。

まとめ

大量のテレビやネットの広告を見ていると消費欲を煽られます。しかし、自分が目指す生活に寄与するのかどうかの視点で判断しないと、モノを追っかけることになります。そしてそのモノを買うことで、そのお金がそのように流れるかも考えないといけません。シンプルな生活とは一見簡単に手に入りそうですが、そういうことを考え続けることによってのみ実現されるものなのだと思います。シンプルな生活の実現は簡単ではありません。

==【昨日の活動】==================

・仕事の合間に、部屋の掃除。大量のCDや本を売却予定。

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