私の尊敬する、税理士の友人が本を出版しました。その名は『ひとり社長の経理の基本』。ただでさえ日常の業務で忙しいのに、経理なんて…と嘆いているひとり社長に向けて、ひとりでもやれる経理のコツを説いている本です。

ひとりであることを選んだ人向けの本

自分自身、ひとり社長で仕事をしていることもあり、読んでみると新たな発見の連続です。経理に関する知識はもちろんですが、私はこの本に貫かれている「ひとりでいることを選んでいる思想」に強く惹かれました。自分らしく生きるために、選んだ「ひとり社長」という選択。それをより快適に、より強固にするために必要な知識が詰まっています。自身が実践しているだけに、内容に説得力があります。

したがって、いずれ会社を大きくしたいけれど今はひとり、とか、社員をリストラして一人になってしまった、という人には向かないと思います(働き方を模索している人は別ですが)。さまざまな仕事の形態を検討したうえで、「ひとりであることを選んだ人」に向けた書いた本なのです。

変化し続ける働き方にマッチした経理の本

ITやクラウドサービスが進化し続けている今、仕事の仕方や働き方は猛烈に変化しています。ただ業界によっては、そういう変化に興味をもたず、旧態依然として業績の低迷に苦しんでいるケースも少なくありません。

そんな状況を目の当たりにしながら、私もひとりであることの意味を感じているところです。人を雇うとか、一等地に事務所を構えることとか、興味がなくなりました(私の会社住所の渋谷区渋谷…はバーチャルオフィスです)。

こういう本を読むと、まだまだ一人でやれることは多いのではないかと、勇気をもらえます。仕事の選び方・受注の仕方などは、フリーランス・個人事業主の方にも参考になります。一人でいることを選んだすべての人におススメします。

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