何かをマスターするには、そのことをずっと考えている状態を継続しなくてはいけません。というか、自然とそうなるはずです。その緊張をほぐすために、散歩に行ったり、カフェに行ったり、風呂に入ったりなどの気分転換があるのです。

ずっと考えるから結果がでる

前提としては、「ずっと考えている」です。集中はしないまでも、断続的に考えている感じです。自発的にそういう状態になっているかが大事です。それが面倒だと思うことは、本当に自分がやりたいことではないかもしれません。会社や組織にそういう状態を強いられている人は、いずれ追い込まれます(かつての自分がそうでしたが)。

24時間「そのこと」を考え続けているか

結果を出している人とか、商売繁盛している人は、自分が結果を出せることは何か、とか自分が価値提供できることは何かを問い続けています。「24時間、ずーっと考えています。それが快適なんです。そうしないではいられない感じ。私の知人の会社経営者はそう言っていました。「家族から、自分の働き方は、おもちゃ(=仕事)で遊んでいるみたい、と言われているんですよ。ずっとおもちゃで遊んでいて、疲れたらパタッと寝る感じですよ」と話していました。

手を抜くとそれが実力になる

それでもまだ時間が足りないと言っているので、やり続ける人にはどんどん視野が開けてくるのだなと思っています。他方、組織で全力に向かわない仕事をしている人もいます。必死でやらない理由をつけて、40%ぐらいの力しか注がない人も多いように思います。これが危険なのは、ふたつあります。自分では40%と思っているのですが他人からはそこが実力とみられること。全力を出さない姿が実力と、判断されるでしょう。さらには、自分では出せると思っていた40%以上の力が出せなくなることだと思います。

全力を出すことの難しさ

マラソンなど身体を動かしていると、全力はいつでもだせるものではないことを痛感させられます。以前できたことでも、今日できないことはザラです。しかも明確な理由が思い当たらない場合も多く「なぜ?なぜ?」とモヤモヤ感が襲います。11月と12月にフルマラソンを走りましたが、結果は4時間14分と4時間ちょうど。ベストは3時間54分ですが、この記録がいつでも出せるわけではないのです。自分ではベストを更新するぞ、と思って、練習を工夫して望んでもこの結果ですから、全力を出すことの難しさを感じます。仕事でも同じです。後ろ向きにやっていると、かつてできていたことを表現できなくなる可能性が大です。

まとめ

やはり全力投球できるものを探すべきで、それのみが結果を出せるということなのでしょう。そう考えると、「あれもこれもやれる」と思えることは少なくなり、逆に「あれもこれもできない、結果としてこれしかない」という境地になるような気がします。

==【昨日の活動・所感】==================
・神保町で打ち合わせ。出版の話しなのになぜか「歩く前に立つことを学べ」と教わる。「立つことができないと、歩けない」と。そして、きちんと立つにも、きちんと歩くにも姿勢が大事。身体の姿勢も物事に向かう姿勢も同じこと、だと。きちんとした姿勢をとりつづけるからこそ、結果がでる。いきなり結果を求めても結果はでない。

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