ランニングを趣味にして、10年以上経ちます。記録としては進歩のなさに愕然としますが、それでも得るものが多いと感じています。

走り始めのころは、ただ近所を走るだけで、大会に出ていませんでした。あるとき友人に誘われて、ハーフマラソンに出てみたところ、思わぬ収穫がありました。

折り返し地点をターンしてきた先頭集団の走っている姿がめちゃくちゃカッコよかったのです。今でも忘れられません。単純に「あんなふうになりたいな」と思いました。

もちろん今でもそんなレベルに達してはいませんが、大会に出るとその思いが蘇ります。近所を走っているだけでは得られない感覚です。と同時に、ほかのランナーの筋肉質な鍛えられた身体を見て、完全に気遅れしました。「全然違う…」と。

やっぱり一人での練習は限界があり、他流試合が必要なのだと思いました(それを考えると、練習のつもりで大会に出まくるというのは一つの方法なのだと思います)。

そんな経験をしてから、大会に少しずつ出るようになったのですが、大会の前にいつも思うことがあります。「今回は練習が足りなかった。次でるときにはちゃんと練習しよう」と。実は今週末も大会なのですが、またそんなことを思っています。でも「練習は十分」というときは来ないのだと思います。

仕事も同じですね。準備万全だから仕事が回ってくることはないのです。やると言ってしまったからやるだけです。やるといろいろなことが見えてきます、感じることがあります。それを経験できただけラッキーです。

今回は初のトレイルマラソン(28キロ)なので、記録は期待していません。というか今は不安しかないです(笑)。でも出てみないとわからないことがたくさんあるはずです。それを体験してくるつもりです。

Related Articles: