9月からスタートする出版塾。派手なテーマを狙わず個人のストックとなるネタを探して、企画を立てることを目標としています。マーケット感覚があるベテラン著者でなければ、出版テーマは、売れそうなテーマから入るのではなく、自分が書くべきものを探したほうが、長い目で見れば絶対に出版のメリットを感じられます。「出版したけれど、自分のビジネスに何のいい影響もなかった」という言う人がいますが、それは事業と出版テーマがずれているからかもしれません。本を書いていればいいというものではありません。何の専門家になるかを考えるということでもあります。

自分が推奨しているストック本とは、

「あのときにあの本を書いておいてよかった」
「あの経験を体系化しておいてよかった」

とあとから思えるような本です。せっかく時間と労力を費やして執筆するのだから、「とりあえず書いたんですけどね…」とか「むかし出した本なので…」などと人に言ってしまうのはもったいないです。ストック本となるテーマは、売れない本は数ヶ月で消えてしまうからこそ、考えるべきことと思っています。

Amazonページなどで、著者名で検索すれば、出版物の一覧が簡単にみられますが、それぞれの出版物のテーマと一貫性がある人とない人がいるはずです。そういう現実を踏まえて、どのように戦略を組み立てればいいのかを一緒に考えます。もしかしたら、それは書きたいことが書けないことになるかもしれません。でも新たな可能性が見いだせればそれでよいのです。

今やろうとしていることは、多くの人からのフィードバックです。他人の企画にコメントすることで自分の企画力もあがるはずです。そういう場にしたいと思っています。10月から2期を始めようと思っていて、そのためのセミナーを開催します。もし興味があれば。

http://www.socialcapital.co.jp/seminar/shuppanjuku/

【編集後記】

日曜日に走ったおごせ・ときがわのトレイル50キロ。ダメージは深く、まだまだ体力の回復には時間がかかりそうですが、時間がたつにつれて、諦めてなくてよかったと実感します。あのつらさは二度と経験したくないのだけれど、またエントリしてしまうのは何なのか。

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