9月からスタートする塾の事前セッションが続いています。それぞれのテーマを聞き出して、「とりあえずの方向性」を見出しのが目的。結構時間かかるけれど、これが楽しいです。皆さん、自分のことだから、熱く語ってくれます。そんなことをたくさん聞けて、なんか得した気分にもなります。

 

その熱さでも本当に語りたいテーマかどうかの判断になることがあります。だいぶ前に会った人ですが、すごく知識があって、何を聞いてもこたえてくれるけれど、「今までとてもよく勉強してきました」みたいな雰囲気を感じることがあるのです。簡単に言うと、視点が読者ではなく、自分に向いている感じというのでしょうか。私に知識をアピールしても何にもならないわけで、読者にその知識がどのように役立つのかを真剣に考えるべきです。読者の読前・読後をイメージするのです。本を書き慣れている人や、日々人に接している仕事についている人たちは、そのイメージが明確にできていることが多いです。

 

事前セッションで、とりあえず見出した方向性を塾のメンバーと議論することになりますが、自分以外の人とのやりとりが楽しみです。自分はその「場」を作るのが役割だと思っています。すでに参加者のAさんとBさんの交流は楽しそうだなと勝手に想像していて、AさんのテーマはBさんから見るとどう見えるのかなど、CさんのテーマはBさんの問題意識とちょっと似ているかもなどと思ったりもします。場作りは今年のテーマのひとつにしていました。もっと早くスタートすべきでしたが、ようやくスタートできそう。楽しみです。

【編集後記】

大学で教えていた時の学生が事務所に遊びに来る。社会人1年目。社会の洗礼を浴びている感じ。カラダに気をつけて、なんとか頑張って欲しい。

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