先日、大学で教えていた時に知り合ったY先生と会食しました。研究職についている会社員でありながら、大学で教え、趣味の分野でライターの仕事もし、さらに本を書こうと、出版社の著者養成講座に通うというなんともパワフルな人。とても刺激を受けました。

 

大学にいたときには接点はなかったのですが、年度末に行われた懇親会で、自分の前の席にいらしたことから会話が始まりました。その会で話ははずみ、自宅は近くで、共通の知人がいることも。なんとも縁だなと思いました。

 

出版を希望されている分野は自分は詳しくないですが、かなり売れている本はあるものの、超一流の著者がいるわけでもないような気がするし、名前で売れるモノでもなさそうだし。一般の人の視点が逆にニーズがありそうで、可能性を感じました。なぜそれが好きなのか、なぜ惹かれるのかなど趣味的な目線をうまく出せればおもしろそうです。趣味分野の出版は、専門性をどう定義するか、それは読者にどういう価値があるか、同じことをかけそうな人がいなかかがポイントになりそうな気がします。まだまだ掘り下げる必要がありますが。

 

今までは自分の専門知識をいかした出版しか考えてきませんでしたが、考えてみれば、趣味の分野での出版はスゴイことだと思います。これも自分のいう、ストック本です。仕事ではなく、好きでやる趣味だからこそ、書ける可能性とか意味を感じます。もちろんやるべきことは多いでしょうが、好きだから乗り越えられるはず。ぜひ実現してほしいです。それにしても自分のサラリーマン時代とはまったく違う、充実した生活ぶりに、ビックリです。こんな生き方もあるのだなと教わりました。

 

【編集後記】

妻が、激しく卓球をやっているのですが、今まで一度も練習や試合に行ったことはなく…。週一回、中国人の先生のレッスンを受けているので、この間ついて行ってみました。テレビとはまったく違った迫力にちょっとビックリ。先生曰く、「卓球は相手との距離が近いので、自分が打ったボールがすぐに返ってきます。考えている暇はありません。何度も練習して身体に染み込ませないと。自分のクセを自覚していたとしても、考えている時間はないのです」と。実際妻は、同じことを何度も何度も指摘されていました。わかっているけれど、直せないらしいです。反復しかないのですね。ビジネスも同じかも。

 

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