どんな本を店頭に並べるか、どういう並べ方をするかなどという書店の戦略にはまったく詳しくないのですが、在庫の点数を減らし、売れる本ばかり並べていても利益は上がらないかもしれないと思っています。

「指名買い」と「ついで買い」

ある特定の本を買いたければネット書店で買う可能性が高いわけで、人がわざわざ書店に足を運ぶのはいろいろな本があるからです。実際にお目当ての本を買おうと思って書店に行って、ついでにもう1冊、もう2冊と買うことも少なくありません。買った理由は、そこに置いてあり、興味があったからです。言ってみれば、予期せぬ出会いがあったからです。「指名買い」と「ついで買い」とでもいえばいいでしょうか。コンビニの商品の置き方はそのあたりのことをよく考えられているような気がします。

「ついで買い」はどれだけあるか?

実際に「ついで買い」はどれだけあるのでしょうか。その区別は買う本人にしかわかりませんが、どの本とどの本を一緒に買ったのか、という組み合わせのデータはとれるはずで、そこから書店で買う人が求めているものを、ある程度つかめるはずと思っています。すでにやっているかもしれませんが…。

どの本を「ついで買い」してもらうか

ベストセラー本をおけば、ある程度売れることは見込めます。ただその本とともに、ついで買いをしてもらう棚作りも必要なのではないかと思います。ついで買いをしてもらうためには、本の選択が難しそうですが、その本次第では、潜在的なニーズが掘り起こせるはずです。最近は、書店に行くと、ベストセラー本の近くにおいてある本が気になっています。

最後に

書店の目的は、ベストセラー本をいかに売るかということではなく、利益を上げることなわけで、本当は季節にかかわらず売れる本が書店にとってのベストセラーかもしれません。そういう本がどれだけあるかわかりませんが、少なくともそういう情報は書店から探せないかなとも思います。オンライン書店で指名買いが容易な時代だからこそ、書店員による棚作りがより求められているのかもしれません。

==【昨日の活動・所感】==================
・自由が丘で用を足してから、ひたすら資料作成。かなりボリュームある。あと2日ぐらいかかりそう。

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