40代のシングルマザーが、反抗期の高校生の次女に作り続けたキャラ弁をまとめた『今日も嫌がらせ弁当』が売れに売れています。7刷りで14万3千部とのこと。もともとブログで発信しつづけていたところ、出版社の目にとまったようです。そのブログ(ttkkの嫌がらせのためだけのお弁当ブログ)も月間約350万アクセスあるとか。

企画書では成立しない企画

こういう数字を見るととてつもないことをやっているように思えるのですが、おそらく当の本人は、ふつうのことを毎日やり続けた結果と思っているのではないかと思っています。こういう企画は狙ってできるものではないし、企画書を書いて本にしませんか、というのも違う気がします。もちろん社内で企画を通すためには必要でしょうが、依頼の段階で書けるものではないということです。

マニアックなテーマは何か?

ブログの良さはそこにあり、とってもマニアックなことをひたすら自分のためにやり続けていたら、本になったというケースが少なくないです。ちきりんさんもそうです。4年ぐらい、誰の目にもとまらないのに、書きたいから書いていた、とちきりんさんのブログ(?)で読んだ記憶があります。

人から見るととんでもないことだけど、自分にとっては自然なこと

つまり、名前を売ろうとか広めようとしてブログを始めるのではなく、発信したい内容があって、来る日も来る日も更新し続けると、外部の人からとんでもないことをやっているように思えるのです。もちろん好きでないと続きません。かと言って、ページビューを気にしてもすぐに上がるわけではないですし、数字を追いかけるとなると、それなりの覚悟が必要です。書きたいことばかり書いていると、アクセスが伸びないからです。

自分が発信したい内容は何か?

書籍も一緒で、売るための本を書こうと思うと、自分の本当に書きたいことではないことを書かなければと思う可能性が高いです。そして、そういうテーマの執筆の意欲は簡単に下がります。あくまでも、自分は発信したい内容を自分の中で確認し続けて、更新することが重要なのではないかと思います。上記のキャラ弁のブログだって、1日や2日は誰にでもできそうですが、続けることは容易ではありません。

最後に

ブログから出版に至るケースは増えていますが、だからといって、ブログをやればいいというものはありません。だれにも読まれなくても、自分のために書き続けられるテーマかどうか、問うことがまず大事です。
==【昨日の活動・所感】==================
・朝ランニングでスタバへ。昼はひたすら部屋とクローゼット片付け。スーツを着る機会がめちゃくちゃ減った。夜は義母快気祝い。

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