結構売れている本(しかもシリーズ)を出している著者と話していたときに、ふと口にされたことがありました。「いつまでも楽にならないですね〜」と。

本業に対する出版の影響を考える

その方のジャンルは激しい競争の世界です。新しい書籍は増えるし、新しい著者も増える。そこに常に戦っていかなければならない、というのです。その方の本業は書くことではありませんが、競合書に対して明らかに劣ると本業にも影響が出るというのです。

部数以外の視点を持つ

ただ、何をもって勝ちとするか?負けとするかは、だいたい部数で判断されます。もちろん売れる本を作ることは関係者の皆を幸せにします。売れて困るという人はいません。ただ、その方と話していると、部数ばかりに目が行き過ぎると、本を書くことがツラく、怖くなるのではないかと感じました。本業と出版をどう関連付けるか?出版を本業にどういかすか?というのは、書く人、作る人皆が考えなければならないことだと思います。

売れるのはいい本であることの結果と考える

売れることはいいことですし、多く人に読まれることは幸せなことです。でもそれは結果であって、狙いに行くものではないかもしれません。各人にとっての「良い本」を明確にし、そのコンテンツでどれだけの読者を引き込めるかを考えるほうが、長い期間、本が書けるように思います。

最後に

冒頭の著者はややツラそうでした。そこそこ売れるので出版社からも依頼がありますが、断る勇気もなく、かと言って、テンション上げて書けるわけでもなく…。こういうときこそ、出版の意味を考えるときなのかもしれません。
==【昨日の活動・所感】==================
・佐倉朝日健康マラソンに参加。ランチームの3人と。結果はワースト更新wしかも2回連続で更新しています。2週間前、インフルだったけど、この記録はないでしょ、って感じ。凹みますが、何かが違うのですが、大事なのは走ることをやめないことかなと。

Related Articles: