松岡正剛氏の『17歳のための世界と日本の見方』が売れているようです。2006年12月初版発売で、34刷まで重版を重ねているので、かなりのロングセラーですね。部数は8万1000部と、ビジネス書のロングセラーと比べ、派手さはないものの、いわゆる「教養書」と言われるジャンルで、ここまで売れるのは快挙です。時間がたっても消費されない本の典型です。高校・大学の教科書にもなっているようです。

ビジネスパーソンにおススメの本

「17歳」とタイトルにあるものの、だれもが読むべき本だと思います。というか17歳でこれを読めるのはスゴイなと。著者の視点だけでなく、タイトルも文体も独特の世界です。春先に向けて、ビジネスパーソン対象にフェアする書店もあるようです。

何を教養としているか

教養書は、作ったことがないですが、このジャンルで書ける人は少ないような気がします。まさに著者の教養が問われるのですが、何を教養とするかは、それぞれです。松岡正剛氏は「編集」という切り口から、すべて世界を見ていますが、そこからの幅広い知識と深い洞察力が必要です。

最後に

こういう地味な本が多くの人に読まれるのはいいなと思います。高い専門性を易しく書くのは、著者にとっても編集者にとって難易度が高いです。こういう本はもっともっと売れて欲しいと思います。
==【昨日の活動・所感】==================
・打ち合わせ+コンサル+打ち合わせの1日。長期的な視野でもうひとつの柱を作る。

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