本を作っている中で、執筆しているうちに企画書と違った内容に
なってしまった!というケースがあります。
なぜそうなってしまったかを知っておくことは
大事です。書き始める前は何が見えていなくて、
何が見えたから、書くべき内容がかわったのか、を
知っておくと書くことのメリットをより強く感じることができます。
●企画時に見えなかったこと
編集者としてもなにがなんでも当初の予定で書いてほしいと
思っているわけではありません。
ただ、なぜ変更したかを知りたいはずです。
「書き始めてから見えること」を知ることは、
編集者にとっても意味あることです。
●書くことで自己理解を深める
見えていなかったことが見えるというのは、
自分の理解が深まったということです。
何かを始める前に意味を感じないと
始められないのも事実ですが、
始めないとわからないことも結構あります。
●なぜ本を書くのか、何を書くのか
本を書く動機は人それぞれですが、でも究極的には
「自分が何者であるかを知りたい」とか
「他人に自分のことを理解してほしい」
という気持ちがあるような気がします。
そう考えると、「何を書くのか」という問いは
「何を持って存在価値を示したいのか」
という問いにほかならなくなります。
●最後に
読者の視点は大事ですが、それは読者に自分を
知ってほしいという気持ちから生まれてくるものです。
だからこそ自分が持っているコンテンツをすべて
出せる本を作りたいと思っています。
==【昨日の活動・所感】==================
・ふとしたことがキッカケである大学生の人と知り合いになった。考えがめちゃくちゃ深くて感動。自分を見つめている感じがハンパではない。この人にかぎらず、年下の人から学ぶ機会が多い今日このごろ。