本にすべき内容は、書く前に話せる内容でなければなりません。それも止まらなくなるぐらい熱く語れるものでないといけないと思うのです。

熱く語るポイントを探す

著者の話を注意して聞いていると、テーマによって、熱く語り、声も大きくなり、長く話していることがあります。姿勢も前のめりのなることも多いです。どういうテーマで熱くなるのか、を見ていくと、そこが本のネタになることも多いと思うのです。

熱く語れることを書くべき理由

こういうことは、本人は気づいていないことが多いです。自然に振る舞うからこそ見えてくることだし、こういうこと対面のコンサルや打ち合わせでしかわかりません。直接書籍のテーマとなっていなくても、そこに著者の関心事があることがわかると、何かと参考になることがあります。もっと言えば、書くべき内容は熱く語れること、とも言えるかもしれません。

熱く語れると執筆がラクになる

熱く語れると、執筆に対するハードルが下がるはずです。何も考えずひたすら書き続け、あとから見直して、構成を考えて、書き始める、という人がいますが、こういうタイプの人は話しながら書いているのだと思います。逆を言えば、熱く話したいことがないから、書くことも行き詰まるのかもしれません。

編集者との打ち合わせでは雑談を大事にする

もちろん書くことや話すことに得意・不得意はあると思いますが、その人が潜在的にどう考えているのかは、会話をしている姿からわかることも多いです。著者やクライアントに対しては「編集者との打ち合わせでは雑談を大事に」と言っています。会話が熱くなるところで、編集者の価値観もわかるからです。

まとめ

熱く語るところの発見は、テーマの設定にはとっても大事になります。頭で考えていることとは違うケースもあるのです。以前、著者との余談である本の話題になったときに、ものすごくその著者がその本に対して違和感を持っていたことがわかりました。執筆するときには、そういう想いを大事にしてほしいと思ったのですが、テーマが完全に違っていて方向の変更が不可だったことがあります。企画決定後にこういう発見があっても遅いのです。出版戦略を立てるときに必要な過程だと思っています。
==【昨日の活動・所感】==================
・忘年会のシーズン。そんな会に参加することは最近少なくなったが、会いたい人と会いたいときに、会える幸せを感じる。

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