昨日も書きましたが、著者だけでなく、イラストレーターや校正者、印刷所など外部の人(会社)の力を借りないと本はできません。関係者をチームとして考えると、チームビルティングを意識しながら、仕事ができると、トラブルもミスが減るところか、質も向上すると思っています。

外部の人とどう接するか

実際は、「仕事を出す」「外部を使う」などの表現に見られるように、発注⇄受注の関係をあえて感じさせる人もいます。編集者は形の上では常に「仕事を出す」側です。そう言った方が気分がいいかもしれません。そう言う人は、著者に接する態度はものすごく丁寧です。電話で話をしていても、声のトーンからして変わる場合が違います。明らかに上下関係が自分の中にあるのでしょう。

個人商店だから外部の力が必要

ただ、「自分ができないことをやってもらう人」という意味では、著者も委託先もかわりません。そこには区別はないはずです。書籍の編集者は個人商店のようなモノです。それが決していいとは思いませんが、現実としては、編集者は社内の人間を仕事をする、というよりも、外部の人と仕事をするほうが圧倒的に多いのです。その人たちとどう接するかは大きな問題です。

つきあいが長いといいこと、悪いこと

自分が会社にいたときは、おつきあいする人(会社)をあえて少なくして、濃い関係をきづくようにしていました。相手も自分のことをよくわかってくれるし、自分の相手のことをよくわかるようになります。つきあいが長くなると「阿吽の呼吸」的な感覚も持てるようになるのだ最大の利点です。つきあいが長くなると、すっかり既存顧客とみなされ、全力を投じてくれないこともあるので、緊張感を持ってもらうことは大事だと思います。

まとめ

言いたいことは、どんなに多くの外部関係者に仕事をお願いしたとしても、本づくりに関わることはすべて編集者が責任を負わないといけないということです。それが「任せる」ということなのだと思います。関係者の仕事に責任を負うことをしないのは、ただの「依存」です。編集者が「任せること」をココロに決め、責任を負える人(会社)と一緒に本が作れれば、いいものが作れるのではないかと思っています。

==【昨日の活動・所感】==================

・午前中、筋トレ。午後仕事してから、夕方歯医者の定期検診。半年に一回必ず行くようにしているので、大事にならずに済んでいます。

 

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