「本を書く」と決めても書けない人がいます。その理由や事情はさまざまで、その困難な度合いもまちまちです。どの人も本業があり、そのなかで本を書くことは、容易なことではありません。執筆は孤独な作業と多くの著者が言います。

本の執筆は時間の確保から

ただ忙しいなか、本を書いている人は、まず時間を確保しています。たとえば、「週末は4時間執筆にあてる」とか「出社前1時間はパソコンに向かう」などといった約束を自分に課しているのです。時間をかけないと、本は書けません。その意味で時間を確保することからスタートするのは、大事なことです。時間をとらないで、なんとなく空いた時間で内容を考え出すと、構成や類書が気になって、動けないないことが多いです。まずは時間なんだと思います。

時間が確保できても、執筆がすすまない理由

時間を確保できても、進まないケースがあります。場所を確保していないのです。ひとりになれて、集中できる空間がなければ、本は書けません。その空間は、自宅、カフェ、ファミレスなど、時と場合によって、使い分けてもいいと思いますが、いずれにせよ、自分が快適に執筆できる環境が必要なのです。せっかく執筆の時間を確保したのに、家の手伝いを迫られ、結局時間がとれなかった、というようなこともめずらしくありません。そういうことが続くと、間違いなく執筆の意欲を減退させます。執筆に集中するために、いつ、どこがベストなのか、考える必要がありますね。

自分との約束を破る人は…

でもこのことは、フリーで仕事をするときの環境づくりにも、あてはまります。今やるべき仕事に全力投球するための時間と場所を考える必要があります。そして自分に約束するのです。ある編集者は、「自分との約束を破る人は、本はかけない」と言っていますが、まったく同じことが自分の仕事にも言えます。

まとめ

もちろん、本を書くのは、大変なことなので、書けない人がいても不思議ではありません。まして、多くの場合は、本業以外の時間で書くわけですから、高い意識と厳しい管理が必要になります。本を書く人のお手伝いをしていますが、そういう人の近くで見ていると、やっぱり本を書ける人は、自分に厳しいなと感じます。「時間」と「場所」の確保、自分に対する約束を破らないこと。見習わないといけません。

 

==【昨日の活動・所感】==================

・以前、一緒に仕事をしていた人と会食。このブログを見て、連絡してくれた。2年半ぶり。ありがたい。

・リーダーシップがなくなると、タテだけでなく、ヨコのつながりもなくなると、実感。

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