ある書籍の紙面レイアウトを考えています。本文が2段組みで、細かい注や図表、コラムなどもあり、気を使います。視線の流れを邪魔しないように、レイアウトする必要があるのです。

中身と器の調和を求める

読者の目線で考えると、本を読んでいる途中に、レイアウトの存在感を出してしまうことはマイナスです。あくまでも中身は本文、レイアウトは器です。本文が頭に入りやすいように、器を作べきなのです。器が主張してはいけません。書体や使用する特色なども含め、レイアウトを構成する要素はさまざまですが、それらの調和が、読みやすさとわかりやすさを可能にします。料理も器によって、惹たたせられます。

よいレイアウトを実現するには

その調和の感覚は人それぞれです。読者によってももちろん感じ方が違うし、編集者によっても意見は違うのがふつうです。ただ、レイアウトの基本は存在します。その基本を無視して、組んだレイアウトを目にすることがありますが、きちんと学ぶ人も少なくなってきているのかもしれません。読みやすいレイアウトを作るには、数多くの事例を見て、レイアウトの構成要素に分解して、それぞれの要素を検討して、全体の雰囲気を確定させる必要があります。

まとめ

いくら中身がよくても、器が悪ければ、商品の完成度は下がります。レイアウトや器が目立ってはいけません。あくまでも調和を保たなければなりません。読者にレイアウトを意識させないのが、いいレイアウトなのだと思います。以下は、レイアウトづくりのバイブル。

 

==【昨日の活動・所感】==================

・「なんで買わないのですか?買ってください」と言われて、買う人はいない。高額であればあるほど。どん引きな経験。

・暑くて、ランニングがだんだんつらくなってきた。でもこの2カ月できちんとトレーニングを積みたい。

Related Articles: