私は日ごろ「読者のこの本に対するやる気は高くない」という言葉を念頭において編集しています。
読者の本に対するモティベーションは高くない
それは、まったく読む気のない人を前提として本を作る、という意味ではなくて、たとえ、興味をもってこの本を手に持ってももらったとしても、読み手がこの本からストレスを感じたら、最後まで読んでもらえないという意味です。ただでも忙しい生活のなか、そしてインターネット上には情報があふれるなか、ストレスを感じながらでも、本を読んでくれるほど、読者をしばるものはありません。では本を読んでいてストレスを感じる要因は何なのでしょう。
読者が読むことを断念する4つのポイント
▼わかりにくい
▼おもしろくない
▼欲しい内容が書いていない
▼レイアウトがみづらい
いずれも感覚的なものだし、そう感じる理由も人それぞれなので、すべての読者を満足させることは不可能です。でもここを工夫すれば、明らかに読みやすくなる、とかここに補足説明をいれるとわかりやすくなる、というポイントがあるはずです。そこをできる限り多く、ヒアリングして、その箇所を検討していく作業が必要です。改善すべき点があれば、そこに変更を加えていきます。
他人の視点を入れることでストレスを与えない
そのためのは他人の視点が必要です。時間をかけると、人に原稿を読んでもらってアドバイスをもらうことも可能だし、その内容が自分たちが考えていなかった点であることも多いのです。
セミナーや講演会の資料も同じ工夫を
セミナーで話す内容の組み立てや、講演会で配る資料も同じことがいえます。より実りのある、充実した内容にするためには、参加者の目線にたったコンテンツづくりが、求められています。
まとめ
先日、ある方の講演会のコンテンツづくりのお手伝いをさせていただきました。テーマをお聞きして、自分だったらこういう内容が聞きたいとか、この専門用語がわからないとか、この言葉の定義がほしいなど、参加者目線で、こちらが素朴な質問させていただきまた。1時間の打ち合わせでしたが、その方には、その視点がとても新鮮だったとのこと、満足していただけたようです。自分もセミナーを開催するときにはだれかに内容を見てほしいと思っています。
==【昨日の活動】==================
・部屋掃除→セミナー参加→スタバで復習+企画書作成。
・ほかの人のセミナーに参加すると、知識の面だけでなく、運営面でも得られるポイントがたくさんある。「自分だったら〜する」のように、置き換えてみることが大事。