出版企画書セミナーでは、プロフィールの重要性を強調しています。編集者は、著者を検討する際に、「その人がプロであるかどうか」や「その人が書く必然性があるかどうか」をチェックするからです。

「その道のプロ」が著者になる

この作業は自分の強みを徹底的に考えることです。どんなジャンル、どんなテーマだったら、自分の強みをいかせるかということです。逆に言えば、自分の強みをいかせるテーマは何かを考えることでもあります。自分の強みは、ひとつでなく、複数のかけ算(○○×○○)が有効といわれていますが、かけ算をすれば、テーマがどんどん絞られてきて、結果としてその人の特徴が出しやすくなります。逆にテーマが大きければ大きいほど、その分野に強い人も増えてくるのがふつうです。

出版の視点から人生の棚卸しをする

出版に向けて取り組むことは、人生の棚卸しをすることとも言えます。想定読者の相場観を知ることと、自分が提供できることを常に考える作業です。出版の視点から自分の強みを考えることのメリットは、ほかの人の成果物をリサーチすることにあります。自分が得意だと思っていてもすでに人がやっていることかもしれないからです。既刊の出版物を見ながら、自分の得意分野を探すのです。人生の棚卸しと言われても漠然としてイメージがわかないかもしれませんが、出版の視点から考えるとやり方がはっきりしてくると思います。

棚卸しをしながら、自分の強みを考える

出版は遠い世界と考えている人も、棚卸しと位置づければ、興味をもてる人も増えてくるはずです。棚卸しをするなかで、「やっぱり○○が好き」とか「○○やっていると、楽しい」とか「時間を忘れて○○に取り組んでいる」などのことが見えてくるかもしれません。そこから出版企画としてテーマを絞り込み、差別化を考えます。心が触れるものを探すためにも棚卸しは大事です。それも出版の視点からの棚卸しをオススメしています。自分もやらないと、です。

==【昨日の活動】==================

・コワーキングで仕事。他人の目と適度な音(人の声、音楽)が仕事に集中できる。

・6時すぎ、バイク便到着。再校ゲラ届く。

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