編集の仕事でいろいろな著者とお話しする機会があります。その中に、打ち合わせのたびに「出版後のイメージ」を口にされる方がいます。
出版後をイメージする
この本を出したら、
▼社会がよくなる
▼効率化が図れる
▼安心を提供できる
▼不安が少なくなる
▼安全を提供できる
▼新たな考え方や視点を提供できる
▼人生が豊かになる
▼人生が逆転する
などなど、書き手の思いはさまざまです。こういう思いを直接聞けるのが編集者の醍醐味でもあります。
共通するのは、原稿の向こうにいる読者をイメージしていることです。書きたいから書くのではなく、出版後の読者のイメージをしているのです。
ときに、自分の名前が入った書籍が並んでいるイメージしかないのかな、と思ってしまうケースもあります。もちろんそのイメージも大事ですが、やはり出版後のイメージをいておかないと、よいものは作れないかなと思います。
著者と一緒にそのイメージを作り上げる
この思いは編集者も当然共有しておかなければいけないですね。そのイメージを作るあげる作業は編集者の作業とも言えます。打ち合わせややり取りを重ね、イメージをすりあわせておくと、キツいときに頑張れるかなとも思います。
まとめ
編集していると、著者の人柄が本当によくわかります(著者にとっても同じことだと思います)。お互いをよく知り、出版後のイメージを共有するーーだれもが忙しい生活を送っている時代だからこそ、また時間と労力がかかる作業だからこそ、こういう思いが大事なのだと思います。
==【昨日の活動】==================
・大阪で出版企画セミナー開催。とってもいい会だった。多くの方と新たなご縁をいただけた。