自分の専門性を高めるためには、その他のことも出来るだけ知っておくことが必要です。その他のこと、って言われても…という感じだと思いますが、要するに、興味のないことがあっても即座に自分とは無関係の分野と、切り捨てないということです。

専門外の分野に好奇心を持つと

本を読んでいるときも、人と話をしているときもそうなのですが、当該分野以外の事例が出てくることがあります。まったく違うケースなのに、その例があることでより深く理解させてくれます。あるいはたとえ話があることで、本文の内容が腑に落ちることもあります。メタファーとかアナロジーなどと呼ばれるこの手法は、読者の理解を促し、記憶のイメージを強くしてくれます。また読者がホッとひといきつける場所でもあります。親しみやすい例や具体化された話は読者の気持ちをラクにさせてくれるはずです。

メタファーとかアナロジーが想いをより深く伝える

ただこのメタファーとかアナロジーを最適の場所で使えるためには、幅広い知識が要求されます。別世界、別ジャンルのことだけど、同じようなことを言っているかもしれない、と感じなければいけないので、自分の専門外の知識が求められます。幅広い人たちとの接点と、幅広い好奇心が必要です。またアナロジーは使えるところはどこでも使えばいいものではなく、どの文脈でどのたとえ話を使うかが、大事です。上手く使えると、書きたいことがより鮮明に伝わるようになるのです。

ネタ集めは日々の生活から

とは言え、実際に上手に使うことは大変だと思います。ただ、日々、情報に接するたびに、無関係なこととやり過ごさず、何か使えることがないか、1カ月、2カ月、3カ月……半年……1年、数年という時間を経て圧倒的な表現力の差になっているように思います。

まとめ

ネタ集めは、気を入れないと、蓄積されません。意識しなければ、膨大な情報に接していながらも、新しい知識は蓄積されず、だだ漏れのような現象になってしまうはずです。まずは自分になじみがない分野にも、とりあえず興味を持つ、ところから始めたいですね。

==【昨日の活動・所感】==================

・午前中、ゲラ読み。1月に2冊刊行予定。午後コンサル受けて、宿題をもらって、その後タリーズで仕事。仕事には「愛」が必要と感じさせる出来事も。

 

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