昨今のビジネス書は、文字数がだんだん少なくなってきています。読者に厚い本や重い本が好まれないのと、高い価格がつけられないので、分量をあえておさえているのが、主な理由です(それを徹底的に追求した形が新書ですが…)。

それでも一般的なビジネス書で、400字原稿用紙に換算して、250枚ぐらいあります。薄くなったとはいえ、いざ書こうとすると大変な分量です。

いつも思うのですが、著者のすごさは、この量を書ききることにあります(もちろん書ききらないと著者とは呼べないのですが)。それが私たちとの決定的な違いかもしれません。ブログを書き始めてから、その思いはより強くなりました。

そして著者から送られてきた原稿を読むと、その分析の深さや範囲の広さに驚きます。とはいいつつ、最近は、ブロガーが著者になるなど、いろいろなタイプの著者が出てきています。読者のニーズも変わったから当然のことかもしれません。

編集者はそれを読者にストレスのない形で伝えなければいけないですね。

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