最近、いろんな人と会い、いろんなことがうまくいっている。なんかいい感じになってきた。この間会った人は、すべて自分からコンタクトをとった人たち。こちらの依頼を受けていただいて本当にありがたい。目の前で話をしていることに、勝手に縁を感じたりしている。待っててもいいことないし、楽しみは自分で作るものなんだなと思う。仕事以外では銀行の人と会ったり、税理士と話をしたり、事務所でラン友達と飲み会をやって朝まで飲んだりとこっちのほうでも楽しいことがあったり。というわけで、ブログがだいぶ滞ってしまった。

今年は、従来どおり、著者が書くべきテーマを策定して、そのテーマを深掘りして、文章を練り上げて作る本づくりに加え、自分が企画を立てて刊行することも考えている。それにともなって販売経路の模索をしたり、収支の計算をしたり、企画書も何枚も書きまくったり。夜は10時ぐらいから、近くにファミレスにいって2時間ぐらいこもるのも日課になってきた。パソコンは持っていかず、メモをとりながら本を読む時間か、A4の紙に今考えていることを手書きで思い切り吐き出す時間になっている。この時間がなかなかいい。

先日、その夜の時間帯に、自分が会社をやめて何人かのコンサルタントについて学んでいたときのことを思い出した。成功も失敗も含め、学びが多かった時期なのだけど、ある人から言われたことで思い出すのは「ビジネスはひとりでやれることから考えよ」「出版以外のことを学べ」ということだった。自分の性格を見抜いた人から端的に言われたことは今でも役に立っている。

「ひとりでやれることから始めよ」は、「あなたは人と一緒にやるキャパではない」ということを言いたかったのだと思う。そのときはわかったようでわからなかったような…。『7つの習慣』で言うと、公的成功は私的成功なしにはありえない、ということ。まずは私的成功をおさめよ、というメッセージだったと今は理解している。もうひとつは、会社をやめると、看板がなくなるので、自分の本業に関する力量を見てもらうまでに、いろんなハードルや学ぶべきことがある。編集だけできたって、ビジネスは成功しないと言いたかったのだろう。これも今になると納得。出会いとか縁を大事にしないと、いつまでたっても、仕事はうまくいかないと思っている。

付け加えるとすると、自分と向き合う時間も大事。気の合う仲間と朝まで飲む時間もめちゃくちゃ楽しいけれど、そういう時間をより意味あるものにするためにもひとりの時間は必要だ。取材のときにある経営者が言っていた「毎日を丁寧に生きる」ことの意味もこういうことなのかなとも思っている。

いろんな局面で、あのとき学んだことが今もジワジワ効いている。学んだことは、やっぱりテクニックではなくて心得とか心構えの教え。もっというと人格を高めることなんだよなと。その経験が本作りに直結している。

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