決断とは「絶つことを決めること」だということを実感しています。何かを捨てないと、何かは得られないということなのでしょう。でも世の中見渡すと、あれもこれも手に入れているかのように見える人がいます。でもその人がいつどうやってふたつのことを手に入れたかを知ることはあまりないと思うのですが、本人からすれば、手に入れた順番があるはずです。それを知っておくことは意味あることなのではないかと思っています。

プロになるまでの過程を時系列で把握する

事の大小はありますが、ひとつのことを得るにも時間がかかります。プロになるためには1万時間とも言われます。あれこれ身につけている人がいたら、それをどのように、どうやって身につけたのか、と時系列的に知ることは必要だと思っています。そいういう意味では自伝を読み楽しみは、プロフェッショナルに至るまでの過程を知ることだと思います。一気今の地位を築いたわけではなく、それぞれのステージで苦悩や苦労や悩みがあるはずなのです。その過程を知っておくと、一攫千金とか一発逆転の発想はなくなるはずです。

決断のタイミングを自伝から学ぶ

その過程で決断の場面もいろいろ記述されているはずです。どういうタイミングでどういう決断したのか。書籍からではもちろんすべてを理解することはできないけれど、決断の裏側には、何かを絶っているのではないか、とイメージすることは大事だと思っています。プロとして求められると、書籍のなかで、なかなか葛藤や悩みとか出来なかった時代のことに触れにくくなるような気がします。ただ、そこにも、読者を引きつけるネタがあることを強く感じています。

まとめ

あまり意識していなかったのですが、時系列で人を見る発想は、最近本づくりや人との会話の中にも出ているようです。人を点でとらえず線でみようとすると、その人らしさとか、その人の価値観が見えてくるような気がします。知人はこの発想を3D(立体)ではなく、4Dと表現していました。

==【昨日の活動・所感】==================

・野球の選手が、バッティングフォームとか投げ方を変えるのも、ものすごい勇気のあることだと聞きます。古いものを捨てて新しいものを得ようとするからなのでしょう。新しいものがうまくいかない場合、もとに戻すことがあっても、同時に混在させることはないのです。勉強になります。

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