当たり前の基準値を上げることは大事、と実感させられる日々が続いています。自分が提供する価値を上げて、自分がいただく額も上げるわけです。両方とも上げれば、高いと思われることはありません。人は「安い」と思えば買います。安いと思ってもらえるような伝え方と実際にそう思わせる実力と実績があればよいわけです(ま、それが難しいですが)。

自分が提供できる価値は

逆に、その意識がないと普通の人になります。特にスモールビジネスの場合、単価を上げよ、と言われるのは、それが普通の人にならないための方法だからです。とはいえ、ただ単価をあげただけでは、買ってくる人はどんどんいなくなります。当然のことですが。高単価から逆算して、どんなことをすれば安いと思ってもらえるのか、を考えるわけです。そこには原価計算とか時間計算はありません。提供できる価値で決まります。その前提として、自分が提供できる価値を必死に考える必要があります。

無形資産を構築する意識

自分が提供できる価値が、その人の人生を変えられるモノであれば、安いと思うはずです。知識社会とか情報社会とか言われる中で、コンサルティングのようなビジネスが多いのは、無形資産の価値を感じているからです。自分のビジネスがその人の人生をどう変えられるかを考えることは大事です。本来は英語だって、本気で本物を学べば、一生モノだと思いますが、そこに価値を見いだす人が少ないので、「とりあえず安く」という発想になっていますね(知人がかなり高単価の英語教室をやり始めようとしていますが、内容にとっても興味あります)。

単価を一ケタ増やすためには

話を戻すと、数ヶ月前のある飲み会で、「単価を一ケタ上げる」がテーマになったことがあります。普通は「え〜無理だよ、そんなの」となりますが、やれることを探し続けます。そうすると、障害となっているのは、スキルそのものというよりも、メンタル的なブロックを感じることになります。「そんな金額もらったことないし〜」となるわけです。でも先日、知り合いのライターが、「自分が相手に提供できることを考え、それを一生懸命伝え、メンタルブロックを外したら、一ケタ増えた」と言ってました。相手がOKだしたことなので、相手もぼったくられた感覚はないはずです。あとは緊張感をもってその仕事を完遂することですね。それにしても、単価を一ケタ上げた際にどんなビジネスになるかの意見交換は本当にタメになります。ダメ出しをもらうことが勉強です。

まとめ

これは、トレーニングと同じだと思っています。重いバーベルが上げられるようになるとか、長い距離が走れるようになるとか、速いタイムで走れるようになるとかと同じ発想です。思考と心理のトレーニングと思っています。あとはその姿勢を後押ししてくる人の存在も大きいような要因になりそうです。

==【昨日の活動・所感】==================

・人は変化するときには必ずモヤモヤ感がある。そのモヤモヤ感をどう解消するか、も大事だけど、まずはモヤモヤ感を持ち続けることが必要なのだ。仕事は「耐える」とか「しのぐ」ではなく、新たなことに対するモヤモヤ感が必要で、それを乗り越えたときのワクワク感を求めて前に進むのだ。

 

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