今まで行ったことのない飲食店に入ったときに、「なんかこの店、いやな雰囲気だな」とか「いい感じだな」と思うことはありませんか。食事をしていないのに、「次は来ないだろうな」とか「今度は友達と来よう」などと思うことさえあります。これらのことは、まったく感覚的で論理的には説明できません。もちろん人によって違うと思うし、自分のそのときの状態によりとも思います。

「なんとなく」の感覚を大事に

人も同じですね。「何となくいい感じ人」とか「何となく親しみにくい人」などの印象があります。理由は説明できません。でも明確にあります。前者の人が自分が欲しいサービスやモノを提供してくれることがわかれば、俄然購入意欲が湧きます。逆に後者の人が、自分のサービスがどんなによいものかを説明しようとしても、耳に入ってこないこともあります。

想いを込めないと欲しいと思ってもらえない

自分のビジネスも売る側になる場合、そのことを考えないといけません。だれにでも愛想を振りまくことではありません。自分の尖った価値をわかってもらえそうな人と出会い、自分が提供することが、相手を救うことが伝えられれば、距離感はグッと縮まります。距離が遠いのに、いくらサービス内容やら価格を説明されても、心は動きません。

感情がロジックを支配するとき

セミナーやコンサルに何十万も払ってでも行く気持ちにさせるのは、ただ単に内容がいいからではありません。自分の難問を解決してくれるとか、自分を救ってくれる感覚を持つからです。最終的には、自分がその価格を払う理由を探します。そのあとで、プログラム内容や価格を確認するといった順番のよう思います(高額のセミナーやコンサルを売っている人はこのことを明確に意識しています)。そんな気持ちで買ってくれたら、サービスを提供するほうの覚悟もより強くなります。

まとめ

人と人のコミュニケーションでも同じで、正論を振りかざし、理論武装しても、相手は動きません。動くとしても、いやいや動いているだけです。一方、相手の自分に対する、配慮とか救われる気持ちが感じられると、ロジックを超えたところで、気持ちが動きます。ロジカルシンキングは大事だけど、その限界も感じることが多い今日このごろです。

 

==【昨日の活動・所感】==================

・心身ともに、疲労を感じ、休息日に。昼寝と部屋の片付けでリフレッシュできた。最近の決断で、読まなくなった本を整理。

・自分の振り返りを丁寧に文字化する。

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