会社員として編集の仕事を始めてから、編集スキルを磨くことには努力をしてきたつもりですが、一義的には、会社の仕事として、目の前に積まれた大量の仕事を終わらせることが目標となっていました(もちろん売れるモノを作ること、価値あるものを作ることが大事ですが、あまり仕事がキツくなってくると忘れがちになります)。それをやり終えて、一段落。また次に嵐(新刊ラッシュ)に備えるという感じでした。

フリーランスに必要なことは会社だけでは得られない

会社を辞めて独立しようとすると、会社で培ったスキルだけではまったく実力がたりないことがわかります。この記事でも書きましたが、会社の仕事はいろいろな前提があって存在しています。だからこそ、会社に入れば、仕事はあるし、給与も自動で振り込まれる反面、仕事を選ぶ権利はなくなります。

フリーで仕事をするようになると、やりたいこと・できること・やらないことを明確にし、それを実現するための戦略や方法が必要になりますが、その部分は会社員として得たスキルでは埋められないのです。そこを埋めるために、自己への投資が必要となります。もちろん会社にいながらにして、自分への投資をしている人は多くいますが、自分はできていませんでした。

セミナーや勉強会に参加してみると

そこで新たな人や新たな知識を求めて、セミナーやら勉強会に参加し始めました。世の中には、会社の外で熱心に自分への投資をしている人たちがいるのだな、ということを知らされます。自分にとってはありえないと思えるほどの金額を投下している人もいます(そしてその業界は大きなビジネスになっていることにも気づかされました)。金額の多寡で判断するわけではありませんが、投資することによって、得られる気づきや自問自答や人や考え方の多様性を考えると、自分に投資する人・投資しない人の差は生まれてしかるべき、と思います(「セミナージプシー」と呼ばれ、転々とセミナーを渡り歩く人もいるようですが)。

自分への投資はいちばん確実

投資はいろいろあるけれど、長いスパンで自分への投資がいちばん確実だと思っています。本を読み、人と会い、新しい知識を求めることを生活の一部にすることを今は心がけています。今はすこしずつ変化を感じていて、今やっている仕事にもいい影響がでてきたと思っています。

まとめ

目の前の仕事に追われていると、投資の必要性を感じないし、感じられません。ただそこから離れてみると、世の中には積極的に自己投資をしている人たちがいるし、こういうことははやり会社の外で学ばないといけないのだと思います。具体的な仕事から得られるものと仕事の外から得られるものの両方意識して、今後も自己投資していきたいと思います。

==【昨日の活動】==================

・初めてお会いする著者と打ち合わせ。新たな取り組みができそう。

・授業で新しいアクティビティを取り入れる。

・先日までの仕事で消耗した体力の回復に努める。

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