毎月1回(15日)Tamagawa Base Timesというニュースレターを発行している。今、どんなことを活動をしているとか、どんなことを考えているかなどを伝える媒体にしようと思っている。まだ3号しか発行していないけれど、少しずつ認知度が高まってきていることを実感する。

地域の人に知ってもらうためには、継続的な発信が不可欠、広告ではなく定期的に活動を地元の人たちにお知らせする自分の媒体がほしいと思ったことがキッカケだった。そう考えたらこのニュースレターという超アナログな形式がなんかしっくりきた。

ニュースレターといってもA4片面からスタートした。ネットで適当にテンプレートをダウンロードして、思いつくままに書いてみたら、20分ぐらいでそれらしいものになった。ネーミングもまったく適当につけた。やってみると意外と面白い。行けるかも?!3万5000部発行といわれている地域のコミュニティ紙みたいなところに広告を出したらまったく反応がなかったことも後押しした。

もともとの発想は、佐谷さんの本を作ったときに、佐谷さんがクラウドファンディングなのにポスティングして自分もちょっとやってみたことがベースになっている。直接知らせる方法として一番手っ取り早いと思った。けれど、手間はかかるし、効果はかなり薄いのが一般的。ただ読んでもらえるモノにしたら、事情はかわるのではないだろうか?広告にしてはダメだと思った。あとはとにかくやり続けないと。今まで考えつかなかったけれど、仕事柄、こういうものを作るのは抵抗感がまったくない。

「読んでもらえるモノ」が基本的な発想にあるので、単なる情報だけでなく、どんな思いでやっているか?も記したり、【お友達紹介】なるタイトルにして、親しいお店などを勝手に紹介するコーナーを作った。もちろんお金はいただいていない。そうしたら、おもしろいことが起こった。そのチラシをみて、そのお店を訪ねてくる人が数人いたというのだ。Tamagawa Baseへの問い合わせより反応が多い。裏面は『「ありえない」をブームにするつながりの仕事術』の案内にした。

ありえないことに、そのことに気を良くした店主が「裏面にうちの広告をいれてほしい、コラボしたい」と言ってきた。おそらく2月号にはそのお店の案内が入ることになる。面白い展開になってきた。とにかく読んでもらえる(=見ただけで捨てられない)媒体にすることだ。捨てられないければ広告の効果は上がりやすい。妄想はいろいろ広がり、記事をもっと充実させ、紙面を増やし、地域の求人募集などにもお役に立てるのではないかと思っているし、書籍にする前の原稿を連載をここでするのも面白そうだ。このことが頭にあるとネタは限りなくある気がする。

配布のメインは新聞折り込み。たくさんの折込広告が入ってくるけれど、会社のニュースレターが入っていた記憶はあまりない。希少性というか違和感が注目してくれるキッカケになっている気がする。店頭の看板にもおいていて、1ヶ月に100〜130枚ぐらい持っていってくれている。もちろん知り合いに手渡しする。今を伝えるツールになっている。

チラシの印刷は以前に比べれば圧倒的に低コストになった。4色のチラシでも気にせずに作れる。しかもソフトはパワーポイントだ(ダウンロードしたファイルがパワーポイントだった)。パワーポイントで作れるのか半信半疑だったけれど、完成形を見てイケると思った。「ああ、よくあるニュースレターのことでしょ」とそっけない反応する人とは話をしない。

佐谷さんの本をつくってから、いろいろ発想がでてくる。もっともっと自分の常識を壊したいし、新しいことを創造したい。どんな小さなことでもいい。やれば何かが見えてくるし、楽しんでやれれば応援団がついてくるし、長く続ければ何かしらのリターンがついてくる。

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