この間お会いした方に「吉田さんがやっていることは、人生哲学のファンネルを作ることですね」と言われた。思ってもいなかった言葉だけど、いい言葉のような気がしている。
人はだれでも大事にしている価値観や理念があって(というと、いやいやそんなたいしたものはないですよ、という人もいるのだけど、「ある」か「ない」かで言えば、絶対に「ある」わけですけど)、意識的にか無意識的かは別として、その基準にしたがって、行動しているし、生き方に直接反映している。
そういう事実を、細かいところまで踏み込んで、言語化して、その言葉を使うと伝わりやすいですよ、というのが今自分がやっていること。とっても当たり前にように聞こえるか、とってもわからないことを言っているかもしれないけれど。自分のことを伝える一番ボリュームのあるツールが書籍だと思っているので、その自分の全体から、だんだん自分のやっていることを伝える字数的・文字的ボリュームを減らしていっても、伝えたいことが伝わるための工夫をしていると思っている。
このことを、冒頭の方は「人生哲学のファンネル(じょうご、ろうと、の意味)」を表現したのだと理解している(この文脈で、自分が常に課題にしている「人生の棚卸し」の意味を理解してもらった)。
SNSから飛んでくる情報だけ見ていると、「この人、何やっている人なの?」と思う人がいる。「起業してます」とか「独立しています」とか言ったところで、何をやっているか?の疑問は消えない。「SNSの世界なので、どう思われてもいい」と思っているのかもしれないけれど、どうせやるんだったら、もっと絞ってもいいのではないか?と思ったりもするし、少しでも集客(という言葉は嫌いだけど)につなげたければ、内容にストーリーをもたせることが大事でしょう、と思う。さきほどの例でいえば、「じょうごの先」にあたるものはナンナノカということだ。大事なのは水を入れる広い口のほうからは人は見てくれないということ。
「どんなメッセージを(what)、どのように(How)、どんな順番で(when)」で伝えるか、は、ふだんのコミュニケーションでも書籍の構成も同じ。こういうことは、自分が相手を理解する気持ちがあることと、自分自身がわかったつもりにならないことから生まれてくる気がする。
※それにしても最近やること多い。自分で仕事をやり始めて初めてかも。。