取材をするときは、取材コンテを呼ばれるものに基づいて行います。それは本の構成とは違い、取材対象者が話しやすい順番と内容からスタートします。それを共有して取材スタートです。イメージとしては、コンテに書いた空白を相手の言葉で埋められるかどうか、を気にしています。ただ現実には、相手からあまりメッセージが引き出せない場合があります。

ネタが引き出せない場合は?

その理由は単純にネタがないのか、関心がないのか、関心はあるけれど、うまく言語化できていなさそうなのか、を感じ取る必要があります。ネタがなさそうであれば、その項目はなくなります。質問の仕方によって引き出せることもあるので、ここでは工夫の余地がたくさんあります。インタビュアーの差はここにでると言ってもいいでしょう。

取材内容をもとに再構成

項目が空白のままあれば、最後の時間で再度質問することもあります。話題を変えたことで思わぬ話が引き出せる可能性も結構あるような気がします。それでも空白のところは、外してその他の内容で、再構成します。取材コンテとはまったく違う構成になることが多いです。この再構成の仕方で目次がだいたい決まるので、もっとも重要なプロセスと言えます。

最後に

取材対象者からどれだけ引き出せるかは、質問の仕方も大事ですが、最終的には、聞き手が楽しそうに聞いているか、にかかっています。気持ちよく話してもらうためには、ちゃんと聞くことがもっとも大事です。メモだけに専念しては話す気持ちも薄れるというものです。録音しているので、細かいところまでメモする必要はありません。個人的には、取材が終わった直後にメモを作っておくのが理想だと思っています。

 

==【昨日の活動・所感】==================
・書籍打ち合わせ2件。どちらの企画も完成形が楽しみ。いろんなことを学習中。

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