この間、著者から聞いた話です。年始に「今年会いたい人100人」をリストアップして、毎年更新していると言っていました。100人の意味は、会いたい人だけリスト化していくと、50-60人でとまる、それ以上の人を会おうすると、自分に厳しいことを言ってくれる人、ちょっといやな感情を持っている人、自分が興味のない領域のプロフェッショナルとも会わないと100人にならないので、「新しいことをやる」とか「常識をはずす」訓練になるとも話していました。そして実際、60人すぎたぐらいにあがった人たちと会うと予想外にいいことがあるというのです。そのリストのなかには、会ったことのない人もいれるべきで、リスト化することで会える可能性も高まると。
プラスの痕跡を残す
しかも「なぜ会いたいのか」を言語化しておくとよりよい、というので、100人を挙げることはなお困難なことになります。会いたい理由をはっきりさせておくことは、自分が役に立てることが何かを考えるキッカケになるというのです。もちろん純粋に楽しめる人はいるけれど、お互い忙しい社会人だと考えると、やはりプラスの痕跡を残したいものということのようです。
100人と未来を語ると
『佐藤可士和の打ち合わせ』(ダイヤモンド社)の後半には、会食は未来を語らう場として活用せよ、とのメッセージがあります。相手の業界のことを知り、相手のパーソナリティや価値観を知り、未来について語ると、コミュニケーションを滑らかになると。そして腹を割った話もできるし、思い切った提案もできます。100人の会食でこれができたら、ホントに人間関係変わるだろうなと思います。
最後に
100という数字は、一生懸命考えないと出てこない数だと思います。数の制約をつけることで、あらゆる方向から考え、深く考えるキッカケになるのだろうなと思います。この仕事を選んだ100の理由から始めてみます。