出版とは書きたいものがあって出版したいと思うのが本来(?)の目的だったかもしれませんが、出版を戦略的に利用したいと思っている人もいますし、どうせ書くのであれば、自分としてもご自身のビジネスにいかした本がいいと思っています。ビジネス書の場合ですが。ただ書きたいようにかけるわけではありません。
読書前と読書後でどう変容させられるか
もちろん企画を通過させる必要があるのですが、どうすれば企画が通せるかが大きなポイントになってきます。ここで考えるべきことは、読者にどれだけ役に立つか、ということです。書きたい気持ちをグッとこらえて、自分の本を読んでもらう前後で、読者にどう変化を生み出すことができるかを考え続けることが大事です。
読者のベネフィットを再優先に
そして何度も書いていますが、売れた本を参考にしすぎるのも問題があります。本来自分が書くべきコンテンツではない可能性が高いからです。書けることではなく、読者のベネフィットを考え、続けることが大事です。
書きながら考えるのは得策ではない
多くの著者を見ていて思うのは、書きながら考え続けるのは実はシンドいことのように思います。書きたいことなのか?書くべきなのか?読者の役に立っているのか?などを考えていては、執筆作業がなかなかすすみません。精神的ダメージもじわじわと溜まってくるかもしれません。
最後に
それを防ぐには、項目立てを考えておくことです。もちろん企画の段階で、案は作っていることが多いと思いますが、書き始める前にその案で書けるかどうかを判断する必要があります。場合によっては再度考えなおさなくてはいけないかもしれません。そういう場合は、担当編集者と相談すべきところですが、まずやることは、書きたいという気持ちを抑えて、構成案を考えなおすことなのです。そちらのほうがあとあと時間の節約になります。
==【昨日の活動・所感】==================
・菅平スカイライントレイルランに出場にため、長野・菅平へ。親が住んでいるところへ行き、車を借り、現地入り。意外に暑い。