本を読んで難しいと思うときがあります。そもそも用語もわからなければ、表現もいちいちひっかかる。何度も同じ文章を読みつつも、すっきりしない。そのうち、眠気に襲われたり…。皆さんもそんなときありませんか?

読書でどこまでネバるか?

そういうときはやめるに限ります。自分はかつて結構ネバるタイプで、読んでいるうちにいつかわかってくるのではないか、と思いつつ読み進めることがありました。でも最初でつまづくと、途中からわかるようになることは少なかったです。学生時代に、哲学を勉強していたので、そのときは、わかっているのか、わからなくても、文字と格闘しなくてはならなかった経験が、無意識的に読み方に影響しているのかもと思っています。それはそれで大事な経験ですが。

本の流れを意識する

でも、本を作る側になると、やはり本には流れがあります。2章は1章を前提に、3章は2章を前提に作ります。当たり前と言えば、当たり前です。それが構成であり、形になったのが目次です。目次は読者の理解度をイメージしつつ作ります。なので、突然ある章から読めるようになる、というのは基本的にはないはずです。著者も編集者も目次構成案を作るのにかなりのエネルギーを費やしています。

どれだけの本をあきらめているか

なので、絶対読まなければならない本は除いて、読めなくなったらやめるに限ります。多読家の人は、それ以上の本をあきらめています。最初の10ページぐらいでやめることもあります。それだけ本も第一印象は大事とも言えます。理解していないと記憶に残ることはありません。ただ、何度も読んでいると、理解が深まることはもちろんあります。むしろ、時間をおいて、時間をかけて読む本がなくてはならないとも思います。

最後に

結果としては、快適に読める本を読めば記憶に残りやすいです。それは読みやすい本だけを読むことではありません。快適に読むことで知的な刺激が生むことが目的です。そういう本は、数多く本に触れないとなかなか出会えないとも思います。記憶の定着ということで言えば、読み終わったあとに、目次をもう一度眺めて、流れをおさえておくこともおススメです。
==【昨日の活動・所感】==================
・転職、独立、異動などの報告が相次ぐ。新たな季節ですね。そういう意味では、こちらはまったく季節感ないけれど、やりたいことがやれる環境が嬉しいし、感謝。

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