『哲学用語図鑑』(プレジデント社)という本が売れているようです。
2月下旬発売で、すでに4刷り、累計4万部というから驚きです。
内容は古代ギリシアから現代までの哲学者を70人紹介していて、
用語の解説などもイラストとともに掲載されています。
難解な内容を平易に説明するスキル
文体が柔らかいので、抵抗なく読めるはずです。
難解な内容をだれにでも読める言葉にするところに
技を感じます。
もちろん専門性では勝負できないけれど、
哲学に親近感をもってもらうためには、
こういうスキルは絶対に必要です。
イラストレーターとライターのコラボ
装丁も人文書とは思えない、ポップな感じがいいですね。
ライターとイラストレーターのコラボだと
こういうところまで一体感を出せるのですね。
書店も積極的に展開
とはいえ、この売れ方は、地味なこのジャンルの中では、
異例とも言えます。版元が新聞広告を出すとか、書店との
協力関係ないとここまで数字はついてこないと
思います。置かれている場所がとってもいいです。
最後に
大学に入ったばかりにあまりにも用語が難解だったので
『イラスト西洋哲学史』という本を読んでいたことを
思い出します。哲学の入門書のニーズは常にありそうですが、
書き手を探すのが大変そうな気がします。
==【昨日の活動・所感】==================
・仲間がウルトラトレイルとかフルマラソンに出ていた。それぞれ、記録に対して不満に思うことあるとは思うけれど、傍から見ているとその場にいるだけですでにスゴイと思う。夕方15キロラン。