営業は新規開拓が大事だと思っている人が多いし、それはそれで間違ってはいないのですが、でもまずは既存のお客様の満足度を高めることが何よりも必要です。それができてからの開拓だと思うのです。

長いおつきあいだから、手を抜きたくなる?!

長いおつきあいをしていると、初めて仕事をしたときの緊張感は薄れがちです。お互いのことがよくわかるようになり、飲みに行って仲良くなったりすると、ちょっと甘えが出てくるのも不思議ではありません。「最初はなんでもやります!やらせてください!」と言ってきても、長い間関係が続いてしまうと、緊張感が持てなくなるのです。そして新規開拓の件数が数字で管理されるようになると、その傾向はなおさら強くなり、ミスにつながってしまうこともあります。

 新規開拓に縛られると…

新規開拓の件数を管理することか、受注金額で管理することのメリット・デメリットはわかっていないのですが、顧客目線で考えると、お願いした仕事はキチンとやってもらう、ということ以外に関心はありません。それが達成されてこその開拓です。こういうこともあまり忙しすぎると振り返る余裕がありません。既存のお客様はいつまでもお客様だと錯覚してしまうのです。出版業界は、コストカットが吹き荒れていますが、値引きをお願いする会社とそうでない会社があります。その是非はあると思いますが、それが現実です。

集客がいちばん難しいからこそ、考えること

どんなビジネスも集客がいちばん厳しいからこそ、圧倒的な価値を提供して、安いと思わせることが集客の基本だと痛感します。そこには自分の本気が必要だし、覚悟も大事だし、それを伝える気持ちも必要です。自分で思っていることは、お客様からすれば思ったより伝わっていないものです。

まとめ

得られるモノに対して安く感じてもらえば、人は買うものです。新規開拓とか集客とか言う前に、まずは今のお客様に全力で接することが大事だなと感じます。これも当たり前と言えば当たり前なのですが、忙しいとだれが新規顧客で誰が顧客でとかも考えなくなります。どちらも全力で仕事できれば、いいのですが、往々にして、どちらも全力で仕事が出来なくなりがちです。ホントに気をつけないといけないなと思っています。

 

==【昨日の活動・所感】==================

・家からいちばん近い寿司やが、知る人ぞ知る名店だということを初めて知り、まずはランチに行ってみる。はっきり言って、さえない店構えだが、出されるモノ(も値段も)はすばらしかった。「店名がネットにでると、自分たちが行けなくなる」と常連客が仮の店名で書き込みをしているよう。ファンに守られるサービスとかお店は強い。

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