1月26日にシャルソンに参加してきた。スタートは各自の自由。ゴールだけ決められている。歩いてもいいし、走ってもいいし、電車にのってもいい。意識を街に向けて、写真など撮ったりして、目的地までくるというルールだ。目的地に到着するまでは一人で行動しているけれど、実はイベントに参加しているという不思議な感覚なのだ。シャルソンはソーシャルマラソンの略。

今回のテーマは「本」ということで、目的地は、知り合いの人がやっているReadin’ Writin’というお店。田原町にある。自分はスタートの時間が遅れたので、ほぼ一直線で走っていった。それでも今まで気づかなかった神社やお稲荷さんなどを目にすることができ、写真に収めた。会社にいたときはあんな気持ちでこのへん通っていたよなーとか、会社をやめたら宗教にいろいろ誘われたよなーとかも急に思い出した。

店舗に置く#ありえないをブームにするつながりの仕事術は背負っていったので、遅れはいけないと思いつつ、途中でそば屋にはいったりしたらギリギリになった。Readin’ Writin’までは22キロだった。その直前で偶然佐谷さんとばったりあった。33キロ走ってきたとww店の前で待っていた参加者とも合流した。

店内でお気に入りの本を買うのが一応のルール。各自が店内を周り、選んでいるのはなんかおもしろかった。やっぱり品揃えに意志を感じる書店はいい。自分が買ったのは、司馬遼太郎の『台湾紀行』。年末に親と一緒にツアーで台湾に行ったのだけど、あまり期待しないで行ったら、めちゃくちゃおもしろかった。知り合いがまずはこれを読まないと教えてくれたのがこの本だった。

店主の落合さんとトランスビューの集まりで知り合った。以前訪ねてとってもいい場所だと思っていたので、このイベントができたことはよかった。いろいろ話すことができた。この店には中2階があり、そこですっかりくつろいでしまったけれど、ここは経由地。目的地はchapter twoという浅草にあるhostelだった。佐谷さんがつながっている人がオーナー夫妻だ。そこまで皆で歩いていき、ラウンジを使わせてもらって、自己紹介やらどんな本を買ったとか、なんでこの本を買ったとかを飲みながら話す。こうかくと、よくある話のように思えるけれど、体験すると、かなり面白い。日常繰り返している、走ることとか食べることとか、飲むこと、本を買うことをつなげるとこんな楽しい時間になることが発見だった。

つながりの仕事術というけれど、大きな派手さはないし、リアルにイメージしにくいし、本質はつたわりにくいかもしれない。ただ、参加者の皆が満足していたことこそがこの価値なんだと思う。しながりの仕事術は体験しないとわからないことばかり。次のシャルソンは2月24日と3月3〜4日。

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