書きたいテーマが探せない場合は、まずいまご自身がやっているビジネスの価値を考えましょう。今、ビジネスができているのはなにゆえか?から考えます。そこで選ばれる理由があるからビジネスができているわけで、そこからテーマを考えるのがセロリーだと思っています。その際にはもちろんテーマを尖らすことが必要です。

複数冊、書いている場合は、読者側は、その著者の専門性を見ています。どんな人なのかをプロフィールで見ますが、テーマがバラバラだと複数冊書いている実績がマイナスに作用するケースもあります。「何でも屋さん」とみられるのは、避けたいところです。

電子書籍を出したい人は、特にこの点を考えるべきです。電子書籍は、他人の目を通さず、自分の書きたいことが書けるので、「読者からどう見られてるか」の視点が弱くなりがちです。ブログの延長の感覚で、電子書籍を出すとそうなりがちです。あくまでも専門を書いてください。エッセイ的な文章は独自な文章を書けそうなが気もしますが、たとえば「無名の著者のエッセイを手にとってもらうには」などのことを考えてみましょう。

今は、著者名を検索すれば、電子も含め著作が一覧できる時代です。その著作のテーマに一貫性がなければ、専門性が低くなることを感じてほしいと思います。「なんでも書ける」は「なんにも書けない」なのです。ある分野のプロになって、そのテーマで書いて欲しいのです。

ブログを書いていて、その読者が多いことは、もちろんいいことなのですが、そこからお金を払ってでも読みたいと思わせるコンテンツに練り上げ、パッケージにすることが必要です。地上波テレビ番組は見るけれど、有料の番組をどれだけ見ているかを考えるのもいいかもしれません。

【編集後記】

決断がにぶるのは経理面がもやもやしているからだと思い、いろいろ整理・整備する。これからどれだけ投資できるかこの2~3カ月が勝負。

Related Articles: