想像力をあらゆる角度に働かせるときに難しいのは、自分の弱さに対してです。ネガティブな部分に対して、想像することは心地よいことではありません。たとえ直視できたとしても、評価や判断が甘くなることも考えられます。
ただ現実には、ミスや失敗は自分の中にある弱さに起因することが多いです。そのためにも常に自分を客観的に見ておく必要があると思います。とはいえ、自分の客観視はかなりむずかしいことです。
先日、会った人がこんなことを言ってくれました。
「自分の敵を想像しなさい、それも一番の敵です。その人に評価されるためにはどうすればいいかを考えるのです」
自分の敵は、絶対に過大評価はしない、お世辞も言わない。そういう相手にどう認めてもらうか。それってかなり厳しいことです。でもこれもトレーニング次第と思うのです。
自分の認めたくない部分にこそ、成長の秘けつがあるとするのではれば、やらなくてはいけないことという気がします。