「本を書くと認知度が高まってビジネスにいいことがあるはず!」と考えるのは、わりと普通なのだけれども、その願いだけで書こうとすると頓挫することが多いように思う。それだけだと本が出るまでに超えるべきハードルを乗り越えられない。

自分がプロデュースするときには、(文章にするかどうかは別として)その人がどんな気持ちで仕事をしているかどうかがとても気になるのだけれど、その気持ちがお客さんに向いていないと、本を書いてあまりいいことないよな、と思う。だからかなり内面的なことも掘り下げようとするし、気持ちを全力でクライアントに向けてほしいと思う。

そうしないと、たとえ出版で認知度は一瞬上がったとしても、仕事に好影響はもたらさない。いくらウェブであおったり、メルマガを頻繁に出しても同じことだ。第一その情報発信は長続きしないし、知識だけだったらほかから仕入れられる手段はいくらでもある。最後はやはり自分の仕事に対する姿勢が問われるのだと思う。
近所の古本屋で以前この本を200円で買って毎日寝る前に読んでいる。「あー、知っている、知っている」と思うと何にも得られないけれど、「自分は本当にできているか?」を考えつつ読むと、いつも発見がある。昭和48年の本だけど、内容は古さを感じさせない。というか、心構えはどの時代も変わらないものなのだと思う。それを徹底的に身につければノウハウはどうにでもなる。

自分なりのこういう心構えを文章してみると勉強になる。ブログがお勧め。

※クライアント参照用

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