リーディングのスピードを上げるには、自分の努力ももちろんありますが、テキストの構成や読み方にも大きく左右されます。

summaryとconclusionの使い方

自分のリーディングのスピードがあがったのは、使っていたテキストの各ユニットにconclusionがあったからということが大きいです。著者によっては、conclusionの前にsummaryがある場合もあり、これはとっても役に立ちました。summaryではそれまでの議論のまとめが、conclusionには、その議論を踏まえた著者の結論が書かれていたのです。

Introとconclusionで読むところを判断

時間がないときや、自分のテーマに関係なさそうなところは、この部分しか読みませんでした(関係ないと思っていても、実は大事な部分だった、というケースも結構あったので、まったく読まないことはしないほうがいいと思います)。そして冒頭にはIntroductionが必ずついています。ここで大きなテーマを把握して読むべきかどうかを判断できます。慣れてくれば当たり前の読み方ですが、始めのころはそこまで割り切れませんでした。

「まとめ」と「結論」

こういう作り方は、ページ数が増えるので、書籍作りにはいかしにくいものの、読者にはとっても便利だということを実感しました。見出しは立てなくても「まとめ」と「結論」の意識を持って書くことは大事だなと思います。もちろんすべての本でそれができるとは思いませんが。

「だれ」の「どんな意見か」

あと読むときに気をつけていたことは、だれの研究かを明確にすることでした。論文や専門書を書くときには、過去の研究を引用してくるケースがほとんとです。当該分野の過去の実績を見ずには論文は書けないです。結果として、先行研究をした人の名前がたくさん出てくることになります。当然ですが、日本人にはなじみのない名前ばかりです。そういう場合は、人の名前にアンダーラインを引いて、「だれ」の「どんな意見か」を意識的に頭の中に入れていました。漠然と内容だけを頭の中に入れただけでは、書くときにもう一度読み返すことになり、時間のムダになります。

最後に

書いていて改めて気づいたのですが、アウトプットを前提としたインプットは本当に大事ですね。「なんとなく」とか「漠然と」では論文は書けないです。あと「まとめ」と「結論」も意識したいと思いました。
==【昨日の活動・所感】==================
・午前中、Skypeでコンサル。人の興味に触れるのはおもしろい。同じ本でも読み方がぜんぜん違う。
・午後、ランに出かけて、途中ドトールで本を読み、またランニングして、スタバに行き本を読み、ランで帰宅。計21キロちょっと。本を読む時間が長すぎたけれど、まあOKとする。

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