勉強と仕事の両立がなかなか大変だったのですが、自分の場合は大学院を修了したあとのイメージが持てなかったことがより勉強をつらくしていのかもと思っています。資格試験でも「合格後を考えなさい」と言わることがあるようですが、それは実際に自分が実務に就いていることをイメージしたり、それによってどんな生活をするかをイメージすることで、キビシい受験勉強を乗り越えるという狙いがあるのでしょう。

やるべきことリストとやめないことリスト

自分の勉強はそこが明確でなかったために、より苦労したのではないかと思っています。目の前のことをひたすらやることしか考えていませんでした。ただ仕事と勉強を同時にやっていると、仕事でキツいときは勉強に逃げ、勉強がつらいときには仕事を頑張ればいいなどと都合いいように考えてしまうときもあり、両立はなかなか難しいと思っていた記憶があります。ただ、基本的には仕事を優先し、勉強のほうは「やるべきことリスト」というより「やめないことリスト」に入れている感じでした。そんなこともあり、2年のプログラムのところ修了までに3年以上かかってしまいましたが…。

会社員のうちにやっておくべきこと

あるとき、仕事でフリーのジャーナリストと話しをしていたときに、distance learningの話しになったのですが、「そういう投資は会社員のときにやっておきなさい、フリーになるとそれどころではなくなるよ」と言われたことがあります。今考えるとホントにそのとおりだったなと思っています。毎月安定した収入があることは、勉強する環境を整える上で大事なことかなとも思います。もちろん、会社経営しながら大学院に行く人もいるので、本当にやりたい人はどんな環境でもやる、ということなんだと思いますが…。

執筆も出版後のイメージが大事

こんな経験もあり、自分は一歩先の目標を設定することは大事だと思っていて、出版のコンサル時には、出版後のイメージを持つようにしてもらっています。実際には、予想外の展開があるにせよ、執筆を乗り越えるには、本を作った後に見える世界をイメージしておくことが大事だと思っているのです。最初の大きなやる気は、目の前の小さな困難には勝てないものです。

最後に

distance learningで修了する人の率は、よくわかりませんが、どの大学も高くはないのではないかと思います。この大学も最近は、学生に対するサポートが増えているようにも見えます。それだけ脱落する人も多いのかもしれません。そのためにも大きな目標は大事なのですが、一方で、そんな先のことはよくわからなくても、やる気が高まっているときに、まずは一歩を踏み出してみることも大事かなと思います。始めないと分からないことも多いものです。

==【昨日の活動・所感】==================

・トレーニングして、原稿書いて、コンサル行って、新年会に参加の1日。新年会では仲間から新たな刺激をもらう。共通思考、共通言語があるので、場の力がスゴい。

・この連載を読んで、一人の友人がdistance learningに興味を持ってくれた。なんとも嬉しい限り。一歩先の目標を持って突き進んでほしいと思う。Kさん、ぜひトライしてください!

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