英語を書くこと(の困難さ)について質問があったので今日、エントリしてみます。勉強を始めたころは、自分も英語でレポートなんて、英語で論文なんてって思っていました。実際、書いてみると、時間ばかりかかるうえに、情けない英文しかかけないことに気づきます。でもそれを考えていても、時間がなくなるだけなので、書き続けていたのですが、あるとき、わりとすんなり書けると思った瞬間がありました。

インプットした表現をライティングに使う

よく考えると、そのときに使っていた単語や表現は、テキストや参考文献に書いてあったものを使っていたのです。それまではそういうボキャブラリーがなかったので、書けないのは当然です。インプットがあってからアウトプットがあると実感したのです。もちろんテキストに書いてある文章をそのまま使うわけにはいきません。しかるべき表記をしないと盗作と見なされます(このチェックはめちゃくちゃキビシいです)。ただ「この説明をするときには、こういう単語を使う」とか「こんな単語にこんな使い方がある」などの発見の連続が、ライティング力を高めるのです。読みながら、ボキャブラリーを増やしていくのです。

ひたすらページをめくる、リーディング

そのリーディングもコツがあって、一文一文読んだり、わからないところで引っかかっていたら、と時間がかかりすぎます。自分はだいたい1分で1ページ読み進むことを決めていました。内容がわかってもわからなくても、とにかくページをめくるのです。見出しを読み、その見出しが言おうとしていることを本文からつかむことに注力しました。見出しはその本文の要約だからです。もちろんわからない単語はとばしながら、です。この方法を使うと、単純計算で1時間で60ページ読めます。もし2時間あれば、その60ページを2回転させて、2回目はもう少し詳細を読むようにしました。精読は絶対ダメで、とにかく全範囲を読み方を変えて、繰り返し読むことが大事です。もちろん、この段階では、読むというより、目を通すという感じですが、時間制限をもうけたこの読み方が大きくリーディング力を伸ばしました。

最後に

インプットが先、という考え方はスピーキングにも言えます。インプットしないのに、英単語がでてくるはずはありません。大量にリスニングとリーディングをして、ボキャブラリーや表現をストックする必要があるのです。なので英語ができないから英会話教室に、というのは間違っていて、行くのであれば、インプットした表現を発信する場と考えたほうがよさそうです。
==【昨日の活動・所感】==================
・大学のあと夕方から五反田でコンサル。新横浜から品川まで新幹線。この生活もそろそろ終わる。
・教える人ってやっぱり自分も常に学ぶべきと思う。むかしの話しをされても響かない。

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