英国の大学院体験話2回目のエントリです。留学先はすんなりLeicesterに決められたのですが、実はその前に日本の大学のMBAコースを受験していました。専攻はナンとHuman Resourcesです。転職してあまりにも人材の生かし方に違和感を感じたことがキッカケでした。当時社内では、出版物への事故が多発していて、このことと人の生かし方が関係しているのではないかと思っていたのです。ただ今考えるとその選択は無謀でした。そもそも事故情報をすべて手に入れれる立場でもなく、その原因を分析できる立場でもなかったからです。かりに分析できたとしても、到底受け入れられることはなかったはずです。

目的意識が弱いと手段でくじける

ただ、それ以前にその方向性をやめる出来事がありました。ある大学の面接官(教授)が異様に高圧的で、態度は傲慢で、質問の内容も今考えても意地悪そのものでした。社会人経験のある受験生を前にその言い方はあり得ないと思っていました。当然、結果は不合格だと思っていたのですが、どういうわけか合格でした。そこしか合格しなかったのですが、辞退しました(ほかの大学は補欠でしたが、そこからは合格通知はきませんでした)。ただ、そんなことでへこたれるとは、今考えると、勉強したい内容に対する熱意がそこまでなかったのだと思います。それを機にやりたいことを再度考え、英語圏の大学のリサーチを始めたのは以前のエントリのとおりです。

TOEFLの学校に通ってみたら

英語についてよく聞かれますが、もともと英語教授法に興味があり、英語教材を作っていたこともあり、教え方を学ぶためにTOEFLの学校に通ったことがありました。プロの指導を経験したかったのです。留学などはまったく考えていませんでした。行ったのは、渋谷にあるプリンストンレビューというところで、今はアゴスという名前に変わっています。土曜日のTOEFLのコースに申込み、午前9時から3時までぶっ通しの授業でした。ランチタイムはなく、授業中にパンなどを食べることを推奨(?)されました。3時に授業が終わると近くのルノアールに行って復習してから帰宅していた記憶があります。フラフラでした。

プロの仕事を体験

学費は1日の単価とか時間の単価を考えると、相当高かったような記憶があります(というか給料が安かったのか?)。ただ、2カ月間の短期間だったし、そこでプロの授業を経験できて、スコアが伸びれば…という感覚でした。受けてみると、教えるべき内容が完全に決められていて、講師たちはその内容に絶対的な自信を持っていました。内容を厳選するところにワザを感じます。授業で出題されやすい項目の説明と演習を繰り返すのみでした。授業中に、TOEFLの試験傾向を早く知りたいがために、グアムまでわざわざ受験しにいった講師の話しなどもを聞かされ、ひとつのことに打ち込む姿勢を感じました。事実そこでの教材を何度も繰り返したら、3回のTOEFL受験で250点(CBT)を達成できたときは改めて「プロの仕事だ」と思ったものです。

最後に

英語力はほかの人よりちょっとだけ好きだった記憶がありますが、アドバンテージと感じたことはありません。TOEFLのスコアなど3カ月間ぐらい必死でやれば絶対にあがります。そのとき仲良くなった人は、英語は大嫌いでまったくできないけれど、絶対にアメリカでデザインを勉強したいと言っていて、必死で勉強していました。英語は手段であり、目的ではないことを感じさせます。目的意識が弱いと、手段でくじけるのです。自分のhuman Resourcesの勉強のように…(続く)。

 

==【昨日の活動・所感】==================
・大学授業がスタート。といっても来週で終了だけど。
・夜はセミナーに参加。この分野の勉強は(書籍より)セミナーからインプットしたほうが早いと実感。

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