先週の土曜日に静岡県島田を目指してランをしてから早くも1週間。その後、雪中滝行があったり、やるべき仕事も多く、心身ともにハードな期間。これらの経験から気づくことや変化を箇条書きする。

◯心技体が充実していなければパフォーマンスは出せないが、最後の最後は心が問われる。

◯長い距離と長い時間を走るだけでありがたいと思える。真冬の滝行は自然の怖さを実感する機会。同時に日常での恐怖感が軽減される。

◯走るときの目標は、レースではなく、人。だれと走るか、だれに会うために走るかが重要。

◯自然体は最強と思える。力が抜けなければいいパフォーマンスがだせない。仕事も同じ。ただ力を抜くことは相当難しい。

◯滝行は「あり方」が問われる。「滝の入り方」などという「やり方」は存在しない(教えられない)。ひたすら自分に意識を向け、心の平静が保てるよう試行錯誤するのみ。

◯滝行では前にできたことができなくなる経験がつめる。成功体験にぶら下がれない。日々自分の状態を確認して謙虚になれる。

◯走るという単純な動作のなかには心身ともに細かな動きがある。これがだんだんわかるようになると楽しめる。

◯パフォーマンスを出すのも大事だけど、ダウンした気持ちをいかに復活させるかがもっと大事。

◯へんなこだわりとか短気な性分が消える。自分が決めたことと自然相手だと何が起こっても受け入れるしかない。

◯気にすべきこととそうでないことが自分の中ではっきりする。気持ちの切り替えが前よりうまくなった。

◯かつてはいやなもの(やりたくないこと)とそれ以外に分かれていたが、今はやりたいこととどうでもいいことに分類されている。

◯エクストリームなことをやると、呆れ(て遠ざか)る人とめちゃくちゃ興味をもってくれる人がいる(自分の中ではエクストリームなこと、という意識はなく、これもなりゆき)。

◯エクストリームな経験をともにした人、関心を持ってくれる人と深い関係が築けるのが財産。そっち系(?)の人を紹介したいと言ってくれた人も。ふだんの生活をしていたら絶対に会えない人。

◯遠ざかっていく人に対しても自然なことと受けいれられる。「今」はそういう距離感が自然だということ。「行く年来る年」ならぬ「行く人来る人」。

◯エクストリームなことの達人を間近で見るのが学びになる。謙虚でいつも穏やかなのだけど、それは日々の鍛錬の成果。

◯やめるときがなんとなく判断ができたのは収穫。始めることも難しいがやめることの判断のほうがよっぽど難しい。

◯自分にとって自然なこととそうでないことがはっきりする。自然な仕事、自然な人間関係、自然な行動。自然な本。

◯書籍にするのはやはりあり方。理念・哲学なしのノウハウは面白くない。思いを存分に語る場を作る。

~セミナーのお知らせ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

「あなたのコンテンツにベストな出版方法を考える戦略セミナー」の案内はこちら

「読み手を前のめりにさせる書籍の書き方をお伝えするセミナー」の案内はこちら

Related Articles: